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自由堂ノックの「生きるは恥だが死に切れず」

死にたがりの楽天家・自由堂ノックがが裁判傍聴やADHD、仮面ライダー、刀使ノ巫女などをテーマに書きます。

初めて裁判傍聴(民事)に行く人が知っておいた方がいい10の事

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初めて裁判傍聴(民事)に行く人が知っておいた方がいい10の事

丸一週間、裁判所に通いつめました。

 といっても、訴えられたわけでも、訴えたわけでも、捕まったわけでもなく、仕事で民事裁判の傍聴の記事を10本書くことになったからです。

 たぶん、裁判所の警備のおじさんたちには、「また傍聴に来てるよ」と思われたことでしょう。

 一週間通っただけですが、初心者だから書ける、「初めて裁判傍聴(民事)に行く人が知っておいた方がいい10の事」というタイトルでブログを書いてみることにしました。今後、裁判傍聴に行く際にお役立てください。


1.ネットで検索しても出てこない

 よし、初めての裁判傍聴に行ってみよう! どうせだから、失礼だけど見ごたえのある裁判が傍聴したいな。今日どんな裁判やってるのか、ネットで調べてから行ってみよう。

 ネットには載ってません!

 
原則としては、裁判所に行かないと、今日どんな裁判があるのかわかりません。場所によっては電話すれば教えてくれますが、東京地裁・高裁は電話しても「規則なので」と教えてくれません。実際に行ってください。



2.当事者は裁判に来ない

 
さて、初めての民事裁判の傍聴。原告はどんな顔してるんだろう。被告はどんな悪そうなやつなんだろう。


 来ません!

 
刑事裁判なら被告はいるけど(いなけりゃこれがホントの欠席裁判)、民事裁判は、代理人(弁護士)と裁判官がいれば進行できるんです。


 弁護士の隣に原告、被告が座る、なんてことはまずありません(座るときもある)。

 傍聴席にもいない、なんてこともよくあるのです。


3.裁判は5分で終わることもある!

 
裁判自体は何か月にもわたって行われるんだけど、1回の審理はなんと5分で終わることもあるんです。


 裁判官が入ってきて、裁判が始まります。当事者本人はいません。

 弁護士が証拠となる書類を提出します。所要時間約1分。

 次回の日程を決めます。弁護士2人に裁判官、合わせて3人分の予定を合わせなければいけないので、結構時間がかかります。所要時間約3分。

 あ、5分かかんなかった。4分で終わることもあります。

 裁判所に行くと、今日はこんな裁判があるよという「開廷表」というのがあって、そこに「この裁判は今日、こんなことをやるよ」ということが書かれている「審理予定」という欄があります。

 そこに「弁論」もしくは「第1回弁論」と書かれている裁判は、

 傍聴しても、あまり面白いことありません。


4.判決を見てもさっぱりわからない

 
裁判の花形は、やっぱり判決でしょう! お! 審理予定に「判決言い渡し」って書いてある。よし、判決言い渡しを傍聴しよう!

 ……傍聴してもあんまりおもしろくないよ?

 
テレビだとよく、「勝訴!」って書かれた紙もって走ってる人がいて、「やったー!」ってなってたりするのが流れてるけど、

 あれは話題になっている裁判だけです。

 民事の判決言い渡しは、どんな感じで行われるのか。「損害賠償事件」についてみてみましょう。

 裁判長が入ってきて、裁判が始まります。

 裁判長「判決を言い渡します。被告は原告に1000万円支払うものとする」。

 傍聴人(? 1000万って何のお金? っていうか、そもそもどういう事件?)

 おしまい。

 当たり前といえば当たり前。当事者同士はどういう事件かだなんて自明のことだから、いちいち言わないのです。


5.裁判傍聴で狙うのは「尋問」

 
せっかく裁判傍聴するのなら、やっぱり見ごたえのある「尋問」をお勧めします。

 心理予定の欄に、「弁論(本人及び証人尋問)」みたいな形で書いてあります。

 尋問といっても、「お前がやったんだろ!」みたいなことはしません。

 当事者や証人を読んで、話を聞くのです。

 ちなみに、尋問は午後から行われることが多いです。


6.「これまでのあらすじ」「前回のあらすじ」なんてものはない

 
「仮面ライダーゴースト」だったら、毎回あらすじ言ってくれるんですけどね。

 「俺は天空寺タケル。18歳の誕生日にガンマに襲われ、仮面ライダーゴーストとなって、生き返るために英雄のアイコンを集めている。(ここで前回のあらすじを1行にまとめる)残された時間は、あと○○日(99~0の間で変動)」

 毎週見てたら、いい加減覚えた。

 こんなわかりやすい、これまでのあらすじとか、言ってくれないんですよ。

 そりゃそうだ。当事者はもちろん、代理人も裁判官も、「何で争っているのか」「前回どんな裁判をしたのか」、知ってるんだもん。知らないのは傍聴人ばかりなり。

 でも、別に傍聴人のためにやってるショーじゃないし。傍聴人ごときに説明なんぞ不要なわけです。

 傍聴前に開廷表を見れば、「未払い賃金請求事件」とか、「建物明渡請求事件」とか、事件名が書いてあるので、そもそも何で争っているのか、だけはわかります。

 傍聴人は証言を聞きながら、頭の中で事件のあらすじを組み立てていかなければならないのです。

 
7.登場人物紹介なんてない

 
マンガとかだと、巻の冒頭に登場人物とか書いてあったり、雑誌連載の時も脇に登場人物紹介があるんですけど、

 民事裁判ではありません。

 証人に向かって、「お仕事はなんですか」とか、「原告とはどういう関係ですか」とか聞くことはないのです。

 「証人カード」というものがあり、基本的なことはこのカードに書いて提出してあるのです。

 ただ、原告側の人間なのか、被告側の人間なのかだけはわかります。

 原告側が呼んだ証人の場合、まず、原告の弁護士が質問するからです。被告側の証人の場合は、被告側の弁護士が先に質問することになります。

 だから、傍聴人は「この人は原告側の人間なのか。原告とどういう関係なんだろう?」と、証言の内容から推理しながら傍聴することになります。


8.証拠は見せてもらえない、教えてもらえない

 
民事裁判は契約書とか遺言とか権利書とか、書類が証拠となる場合が多いです。

 しかし、傍聴人には見せてもらえません。

 弁護士や裁判官は、証拠書類の原本、もしくはコピーが手元にあります。

 これで十分なわけです。見世物じゃないし。

 さらに、弁護士が審理中に書類を証拠として示すことがあるのですが、

 何の書類の話をしているのかは教えてもらえない!

 
証拠として提出された書類は、すべてナンバリングされていて、「乙5号証」みたいな番号で呼ばれるのです。

 「ここで乙5号証を示します」みたいに使われます。

 傍聴人は、何の書類の話をしているのかさっぱりです。


9.明日の予告なんてない

 
さ~て、明日の裁判は?

 「裁判官です。すっかり夏ですね。この前、審理中の被告がだらだらと汗をかいていたので、この被告、嘘をついてるのかと思ったら、冷房が壊れてたんですね。さて、明日の裁判は「強盗事件の判決」「割増賃金請求の第一回弁論」「離婚裁判の証人尋問」の三本です」

 明日もまた傍聴してくださいね。ジャン・ケン・ポン! うふふふふふふ。

 こんな、明日の予告なんてありません!

 明日の朝、また来てください。


10.真摯に傍聴すべし!

 これが一番大事。


 裁判は見世物じゃありません。

 僕が傍聴を終えて法廷を出ると、原告のおばあさんに話しかけられたことがあります。

 「うちの裁判聞いてくれてありがとうね」

 一方、傍聴は市民の権利ですが、赤の他人が聞きに来て、不快な思いをする人もいるでしょう。訴えられた側の多くが、「なんで自分がここにいるのか、こんなことに巻き込まれたのかわからない」といいます。

 裁判は見世物じゃありません。真摯な気持ちで傍聴することが大切です。


さあ、レッツ傍聴! どんな裁判があるのかな?

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プロフィール

HN:
自由堂ノック
年齢:
31
性別:
男性
誕生日:
1989/03/01
職業:
ライター、商業ラッパー
趣味:
旅、ラップ、特撮
自己紹介:
地球一周した人見知り。フリーライター、地下小説家、商業ラッパー、「さいたま野仏ミュージアム」館長。焼肉記事や特撮記事書いたり、小説『あしたてんきになぁれ』を書いてネット公開したり、野仏の研究したり、川の写真撮ったり、仮面ライダーと戦隊を見たり、TRPGをやったり、そんな毎日。

P R