忍者ブログ

自由堂ノックの「生きるは恥だが死に切れず」

死にたがりの楽天家・自由堂ノックがが裁判傍聴やADHD、仮面ライダー、刀使ノ巫女などをテーマに書きます。

万引きGメンVS万引きじいさん

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

万引きGメンVS万引きじいさん

今回の被告は70代のおじいさん。罪状は「窃盗」と「傷害」。

事件のあらましはこうでした。

とある郊外のホームセンターで、おじいさんが実に3000円分の商品を万引きしたのです。

その手口は、あらかじめ手に入れていたその店のレジ袋に商品を入れて、さもレジを通したかのように装うというもの。

しかし、万引きGメンは見ていました。

お店を出たところで「お支払いがまだ済んでませんよね?」声をかけます。

すると、おじいさんは何かをわめきながら、Gメンを強く掴んだそうです。

びっくりするGメン。そこに応援に駆け付けた警備員が現れ、おじいさんを捕まえようとしましたが、おじいさんはそれを振り切って逃走。

その後、警備員が追い付いて再びおじいさんに組み付きますが、おじいさんは警備員を突き飛ばし、転倒した警備員は地面に顔を強打。彼の欠けていたメガネは壊れてしまいました。

「これ以上暴れたら、強盗罪になるぞ!」

そんなこんなでおじいさんを確保し、万引きは「窃盗」、警備員を突き飛ばしたことは「傷害」として起訴されました。

なぜ、おじいさんは万引きをしたのか。その動機は何と「生活費の節約」!

……その節約術を使っていいんなら、みんなやっとるわ!

ちなみに盗んだものはキャットフードがメインで、なんでも近所の野良猫に食べさせるのだとか。

それは買わなくてもいいものだ! 生活費を節約するんなら、「買わなくていいもの」は買うな!盗むな!

おじいさんは「お店に来て、キャットフードを見て、盗むことを思いついた」と主張していますが、検察官は「最初から万引き目的で来ていたんじゃないんですか?」

だって、おじいさんは最初からレジ袋を持っていたのですから。

おじいさんの主張は「いつもレジ袋を持って散歩してるんです」

とはいえ、「なぜレジ袋を持ち歩いているのか」という質問の答えはあやふやで、そこだけ妙に身振りが大きかったです。

一方、裁判官はおじいさんの「前歴」に引っかかっていました。

実はおじいさん、前科6犯! いずれも万引きで、最後に捕まったのは40年前。

「この40年間、万引きはしてなかったんですか。しょっちゅう万引きしてて、たまたま見つからなかっただけ、ということはありませんか!?」

「いえいえ! そんなことはありません!」

と否定するおじいさんの身振りがまた急に大きくなり、わかりやすいおじいさんだなぁ、と思ったのでした。

そして、おじいさんは「いきなり声をかけられてびっくりした。『一緒に事務所に行きましょう』と言われれば逃げなかった」と言い放ちました。

これに対しては裁判長が一喝!

「保安員の対応が悪かったと言いたいんですか!? どこの保安員も同じような対応をしますよ? 『一緒に事務所に行こう』と言われたら逃げなかった? そういう前にあなたが逃げちゃったんでしょう!?」

最後に何か言いたいことはあるかと聞かれ、被害にあったホームセンター〇〇への謝罪の言葉を口にするおじいさん。

「もう〇〇には行きません!」

いや、そうじゃなくて、「もう万引きはしません!」だろー!!
PR

コメント

プロフィール

HN:
自由堂ノック
年齢:
35
性別:
男性
誕生日:
1989/03/01
職業:
ライター、商業ラッパー
趣味:
旅、ラップ、特撮
自己紹介:
地球一周した人見知り。フリーライター、地下小説家、商業ラッパー、「さいたま野仏ミュージアム」館長。焼肉記事や特撮記事書いたり、小説『あしたてんきになぁれ』を書いてネット公開したり、野仏の研究したり、川の写真撮ったり、仮面ライダーと戦隊を見たり、TRPGをやったり、そんな毎日。

P R