東京地方裁判所は地下に食堂があります。今まで絵お金がなかったので、地下のコンビニのカップめんでお昼を済ませていたのですが、今回は食堂に行ってみることに。
考えたら、この食堂、結構なぼろもうけだなぁ。
午前と午後をまたいで裁判所にいる場合、この食堂を利用することになるからです。
なぜなら、霞が関には近くに飲食店がない!
さらに、東京地裁は入るときに手荷物検査を受けるので、いったん外に出て戻ってくるのがおっくなのです。
さて、入り口で食券を買って中へ。まあ、どこの社員食堂もこんな感じだともいます。
僕が頼んだのはAランチ。ご飯とみそ汁、アジフライとメンチカツとキャベツ。
これらがついてたったの500円。
味は、まあまあです。
食べながら周りを見ると、実にいろんな人が食事をしています。
首から入館証みたいなのをぶら下げているのは、裁判所の職員。
他にもスーツ姿の人がいっぱいいます。裁判所だから、弁護士もいっぱい。
一方、作業着姿の集団もいます。裁判所内で作業をしている出入りの業者の人たちでしょう。
入り口の食券売り場では、昼休みの警備員さんたちが並んでいます。
はたまた、チンピラ風の人もいます。
裁判所内では、よくチンピラ風の人を見ます。顔に入れ墨をした人とかが歩いています。前に交通事故の損害賠償の裁判を見たとき、被告席にいたのは明らかにチンピラでした。人を見た目で判断してはいけない、というけど、もう少し服装何とかすれば、裁判官の印象も違うだろうに、と思います。
と言いつつ、不倫裁判で被告席に立つゲス野郎は、みな揃ってスーツを着ていて、「不倫したけど、ほんとは誠実な人なんですよ」アピールをしてて逆に腹立ちます。
そういう人は、バスローブを着て証言台に立ってほしいですね。「どう見ても昼ドラに出てくる不倫夫」っていう感じで証言台に立ってほしいです。
スーツを着るならせめて裸足で、不倫は文化ぐらいのことは言ってほしいですね。
もしくは、マッシュルームカットにギターを抱えて、「僕にはロマンスが有り余るんです」みたいなことを言うとか。
さて、話を戻すと、このチンピラ風の人はスーツの男性と一緒に食事をしていました。
なんかの事件の関係者で、スーツの方は弁護士かなんかかな。
しかし、人を見た目で判断してはいけない。
もしかしたら、スーツの方が裁判当事者で、チンピラの方が実は弁護士かもしれない!
昔、電車でこんな光景を見ました。
ちゃらい男女が会話してるんですけど、チャラい男の方が、女に法律を詳しく解説してるような形で、「あいつ、チャラいのに結構頭がいい!」と偏見に満ちた感想を抱いたものです。
もしかしたら、見た目はチンピラだけど、有能な弁護士かもしれない!
「てめぇ、今なんつった。あぁ? 法廷でろや!」
「てめぇ、調子のってんな。尋問で追い詰めんぞ、こら」
「おい、検察官てめぇ、話聞いてんのか? シカトぶっこいてんじゃねぇぞ? 被告人はちゃんと反省してるって言ってんだろうが! あぁ!」
そんなドラマあってもいいかもしれない。