前回のあらすじ
「ADHDには向かない6つの仕事」と題してADHDには向かない6つの仕事を紹介した前回。明らかとなったのは、ADHDは組織に向かないということだった。
ADHDのハローワーク前篇 ADHDに向かない6つの仕事
組織に向かないということは、すなわち社会に向かないということ!
なんということだろうか! ADHDは社会のお荷物なのか!? 僕らの未来には絶望しか待っていないのか!?
安心してください。
俺が、最後の希望だ!
今回は、
ADHDにお勧めのお仕事を5つ紹介します!
1.クリエイティブ系
ADHDの能力の一つが
「発想力」。この発想力を活かせる仕事がクリエイティブ系です。
デザイナー、イラストレーター、映像クリエイター、ミュージシャン、フリーライター、webデザイナーなどなど。
クリエイティブ系がADHDに向いている理由はほかにもあって、組織に属さずに済むところ。
組織に属していると、それなりに仕事ができていても、「要領が悪い」、「気が利かない」、「空気が読めない」などと、仕事とは直接関係のないことで理不尽な低評価を受けることが多々あります。
ですが、
クリエイティブ系なら、作品の質=仕事の評価!
そもそも、クライアントと同僚のように親密に接する必要などどこにもないのです。
おまけに、ADHDが苦手な雑務系も少なくて済みます。さらに、クラウドソーシングを使えば在宅で仕事ができ、ADHDにありがちな遅刻の心配もない!
唯一の心配はADHDが苦手とする「締め切りを守る」ですが、
逆に、書類不備の心配も、遅刻の心配もないので、その分足りない注意力を締め切りに費やせます。
ちなみに、僕は「締め切りには厳しいADHD」なので、本当にその辺はストレスフリーでできます。
2.営業職
ADHDの中にも大きく分けて不注意タイプ(のび太型)と多動・衝動タイプ(ジャイアン型)がいます。
ジャイアン型にお勧めなのがこの営業職!
事務や接客はダメなのに、なぜ営業がおすすめと言われるのか。
ADHDは「農業より狩猟に向いている」と言われています。計画的に、みんなで行う農業より、スリルと刺激に溢れる狩猟の方が得意なのです。
その狩猟に近いのが営業職。自分で飛び込んで行って、トークなどのスキルを駆使して、契約をとってくる。どうです。まさに都会のハンター。
ジャイアン型は多弁、つまりおしゃべりな人が多いので、営業トークに行かせます。
また、衝動性が強い、つまりためらわないので、飛び込み営業でも平気でGO!
愛ってなんだ?ためらわないことさ!
しかも、営業職は単独での行動が多いので、ADHDが苦手な人間関係に煩わされることもあまりありません。友人の営業やってるやつはよく上司の愚痴をこぼしてますが。
さらに、ジャイアン型はエネルギッシュなので、動き回る営業がおすすめなのです。
3.起業家
組織の歯車に向かないADHD。
歯車に向かないのならば、頂点に立ってしまえばいい。
とはいえ、歯車も勤まらないのに、新入社員からの立身出世などは望めません。
そうではなく、位置から会社を作るのです。そう、起業!
起業するためには、いろいろな知識はもちろんですが、商売を成功させるアイデアが必要不可欠!
アイデア出しと言ったらADHDです。あのスティーブ・ジョブズもADHDだったそうな。
また、ADHDはスリルが大好きなので、自分でゼロから会社を興して、潰さないように経営していくというのにも向いています。
ただし、
・会社設立に必要な書類で記入ミス、書類不備。
・大事な商談に社長が遅刻。
・大事な会議があることを忘れていた。
・社員の話を聞かずに、自分の話ばっかり。
みたいなトラブルは十分に予想できるので、ADHDじゃない人をビジネス・パートナーか秘書にすることをお勧めします。
また、起業家ではなく、企画職もアイデアを活かせるのでお勧めです。
4.芸能人
芸能人になろうと思ってなれるんだったら、誰も苦労しないわ、バカタレ!
ちがうんだ。話を聞いてくれ。
まず、発想力が豊かなADHDは音楽やお笑いなどで才能を発揮することもあるのです。
そして、「ADHDは仕事で感謝されてもなんとも思わない」という衝撃の事実を打ち明けたのは前回の話。
じゃあ、何されたらうれしいのかというと、「褒めてもらうこと」。
「ありがとう」と言われるより、「頑張ったね」や「すごいね」、「面白いね」と言われる方がはるかにうれしいのです。
芸能人ほど、仕事が評価された場合、多くの人から称賛される仕事もないでしょう。(バッシングも多いけど)
さらに、会社では「役立たず」のおっちょこちょいキャラも、バラエティ番組なら『天然』と都合よく置き換えてくれます。
一方で浮き沈みの激しい業界ですが、それもまた、スリルを好むADHDに向いているのかも。
5.学者
ADHDの能力の一つが「過集中」。つまり、好きなことにのめりこむ。
自分の研究に長い間没頭ができる学者はまさにうってつけ。さらに、ADHDの発想力も研究に生かすことができます。
エジソン、ガリレオ・ガリレイなどがADHDだったと言われています。
さて、ここまで見てきて、どうですか?
最後に、簡単にどういう仕事がADHDに向いているか判断できる方法を教えます。
ズバリ、
「その人が楽しんで仕事ができるか否か」
ふざけるな! 仕事に楽しいなんてないんだよ!
というのは定型発達者の考え方で、
ADHDに関しては、楽しんでいる時が最も実力を発揮できる時なのです。
つまりは、ADHDに関しては遊び半分でやった方が意外と実力が発揮される、ということ。
仕事ではなくゲームだ、そう思った方が、まじめにやるよりも効率がいいのかもしれません。
ゲームなら、俺に任せとけ!
1. 無題
あと3の4行目、位置じゃなくて一ですね!アッー!www