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    <title>自由堂ノックの「生きるは恥だが死に切れず」</title>
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    <description>死にたがりの楽天家・自由堂ノックがが裁判傍聴やADHD、仮面ライダー、刀使ノ巫女などをテーマに書きます。</description>
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    <dc:date>2019-09-23T21:34:19+09:00</dc:date>
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    <title>ネタバレ感想！ アニメ「彼方のアストラ」が面白い4つのポイント。</title>
    <description>「刀使ノ巫女」以来久々に語りつくしたいアニメに出会ったので、筆を執る次第であります(「彼方のアストラ」って「刀使ノ巫女」とけっこう声優さんかぶってるんだよね)。
 

「彼方のアストラ」。原作は2016年から2017年まで、少年ジャンプ+で連載されていたマンガです。作者は「SKET DANCE」など...</description>
    <content:encoded><![CDATA[「刀使ノ巫女」以来久々に語りつくしたいアニメに出会ったので、筆を執る次第であります(「彼方のアストラ」って「刀使ノ巫女」とけっこう声優さんかぶってるんだよね)。<br />
<a target="_blank" href="//knock88.blog.shinobi.jp/File/dfa35107.jpeg" title=""><img src="//knock88.blog.shinobi.jp/Img/1569242815/" alt="" /></a> <br />
<br />
「彼方のアストラ」。原作は2016年から2017年まで、少年ジャンプ+で連載されていたマンガです。作者は「SKET DANCE」などで知られる、<span style="color: #ff0000;"><strong>篠原健太先生</strong></span>。<br />
<br />
「彼方のアストラ」は2019年に第12回マンガ大賞を受賞しています。こういう前評判はあまり気にしてなかったんだけど、実際にアニメの方を見てみると、なるほど、受賞するのも納得です。<br />
<br />
まずは「彼方のアストラ」の簡単なあらすじから。<br />
<br />
舞台は宇宙旅行が当たり前になった2063年。ケアード高校のB-5班の9人は宇宙キャンプへと出かけるが、キャンプ先の惑星で謎のワームホールに飲み込まれてしまう。<br />
<br />
ワームホールに飲み込まれた9人は宇宙空間に放り出されてしまった。宇宙服を着ていたため、即死は免れたが、このままでは宇宙空間で何もできずに死んでしまうのも時間の問題。<br />
<br />
だが、偶然にも無人の宇宙船が漂流しているのを発見し、9人は宇宙船に乗り込む。宇宙船は幸いにも動かすことができたが、そこで知ったのは、今いる場所が故郷から約5000光年も離れた場所だということだった。<strong><span style="color: #ff0000;">9人は宇宙船を「アストラ号」と名付けて、超光速航行と途中の惑星での食料の補給を繰り返すことで、遥かかなたの故郷を目指す。</span></strong><br />
<br />
ゆく先々の惑星で待ち受ける、未知の生物と危機的状況。9人は絶望的な状況の中でも次第に友情を深め、この冒険を楽しむようになっていく。<br />
<br />
だが、冒険の初期段階で二つの重要なことが分かった。<br />
<br />
一つは、9人を襲ったワームホールは自然現象ではなく、誰かが9人の命を狙って人為的に起こしたというもの。<br />
<br />
そして、船内の通信機器が、9人が乗り込んだ後に破壊されたこと。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">&hellip;&hellip;9人の中に一人、彼らの命を狙う刺客がいる。それも「自分も死んで構わない」という覚悟で。</span></strong><br />
<br />
刺客は誰なのか。そして、なぜ9人は命を狙われたのか。果たして、9人は故郷に帰れるのか&hellip;&hellip;。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">注意！ ここから先は、「彼方のアストラ」の最終回を踏まえて書きます！ つまり、重大なネタバレを含みます！ <br />
<br />
警告したぞ！ 警告無視してこの先を読んで、「ネタバレ知らなきゃよかった&hellip;&hellip;」とか後悔しても、責任取らんからな！<br />
<br />
</span></strong><span style="color: #000000;">ごほん。失礼しました。では改めて、僕が感じた「彼方のアストラ」の好きなポイントを4つ紹介します。<br />
<br />
</span>
<h3>ポイント①　主人公のカナタ</h3>
<br />
「彼方のアストラ」の主人公、カナタ・ホシジマ。陸上十種競技の選手で身体能力が高く、リーダーシップに優れ、行動力、決断力、精神力が高い、まさに「ザ・主人公」。<br />
<br />
でも、カナタの良いところは、それが「生まれ持ったもの」ではない、という点です。<br />
<br />
カナタは中学生の時に山で遭難事故に遭い、自分を助けようとした恩師を亡くして、という過去があります。<br />
<br />
<strong>再び同じようなことが起こった時に「何もできない」なんてことがないように、カナタは体を鍛え始め、サバイバルの知識と技術を身につけます。行動力も決断力も精神力も、この「何もできずに恩師を亡くした」という経験があったからこそ。</strong><br />
<br />
少年マンガだと「生まれ持っての主人公気質」ってタイプが多いけど、彼方のように「辛い経験があったから、そのような力を身につけた」という主人公の方が、僕好みです。<br />
<br />

<h3>ポイント②　9人のキャラクターの個性が描き分けられている</h3>
<br />
カナタだけでなく、9人のキャラクターそれぞれが個性が強く、うまく描き分けられています。<br />
<br />
何がすごいって、<strong><span style="color: #ff0000;">「たった1クールで9人のキャラを描き分けた」</span></strong>ということ。<br />
<br />
1クールアニメだとキャラを立たせられるのは、せいぜい5人か6人。それでも作品によっては、あまり印象に残らないキャラも出てきてしまうもの。<br />
<br />
だけど、「彼方のアストラ」は9人ものキャラを、たった1クールで、しっかりと描き分けたのです。<br />
<br />
もちろん、それぞれのキャラにメイン回があったんだけど、<strong><span style="color: #ff0000;">「メイン回以外のシーンでも、しっかりとキャラを立てている」</span></strong>というのが大きいのかな。あと、それぞれの特技と旅での役割が明確に分けられているのも大きいかも。「医療ならキトリー」「射撃ならウルガー」みたいに、キャラを役割で把握しやすいんだと思います。<br />
<br />
そして、<strong><span style="color: #ff0000;">この9人が「誰か一人、刺客が混じっている」というのを分かったうえで、友情を深めていくのが面白かったですね。</span></strong><br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">刺客はシャルス</span></strong>だったんですけど(重大なネタバレポイント、警告はしたぞ)、みんなが最終的にシャルスを赦したのも、カナタがシャルスのために、文字通り体を張れたのも、「刺客がいるのはわかったうえで、友情を深めたから」かもしれません。<br />
<br />

<h3>ポイント③　構成がうまい！</h3>
<br />
「彼方のアストラ」は良く「伏線がすごい！」「伏線回収がすごい！」って言われてるんだけど、<br />
<br />
僕は実は、そこんところはどうでもよくて(笑)。<br />
<br />
伏線回収って、クライマックスの展開をしっかりと考えておけば、あとはそこに必要な伏線を適度に配置するだけなんですよね。<br />
<br />
むしろカナタのアストラは「伏線の回収の仕方」よりも「伏線の置き方」が良かったと思いますよ。<br />
<br />
それよりも僕が注目していたのが、<strong><span style="color: #ff0000;">「毎週の終わり方」</span></strong>。<br />
<br />
<strong>毎週毎週「来週どうなるんだ！」という絶妙なタイミングで終わるから、どんどん物語に引き込まれるんです。</strong><br />
<br />
絶妙なのが、<strong><span style="color: #ff0000;">「彼方たちは地球人ではなかった」</span></strong>ことが判明した回(重大なネタバレポイント)。あの回は「は？ 地球を目指してたんじゃないの？」っていう想いを抱いたまま終わったから、次の週が楽しみでしょうがない。<br />
<br />
あと、シャルスが刺客だと判明した回。<br />
<br />
区切るポイントはいくつかあって、たとえば、カナタが「ウルガーが刺客だ」って言ったシーン区切ることもできるし、カナタが「ウルガーは刺客をあぶりだすための囮。本当の刺客はシャルスだ」って指摘して、シャルスが答えないまま「続く」って終わり方もできるんだけど、実際はシャルスが刺客であることを認めて、「自分は王のクローンだ」と語り始めたところで切ってます。<br />
<br />
「シャルスは刺客で確定」っていう形で終わらせることで、必要以上にもやもやせずに、むしろ「シャルスが刺客だったのかー！」っていう衝撃をしっかりと味わったまま、視聴者は次の週まで1週間を過ごすわけです。<br />
<br />
まあ、最初カナタが「刺客はウルガー」って言ったときは、「それはない。たぶん、真の刺客をおびき出すための嘘だろう」と思ったけど。だって、みんなと距離をとってたウルガーが刺客って、いかにもさもありなんって感じなんだもん。<br />
<br />

<h3>ポイント④　最終回！</h3>
<br />
<strong>いかに途中までが良くても、最終回がちょっとあれだと、アニメ全部の印象が悪くなってしまう。</strong>それほど最終回というのは重要です。<br />
<br />
<strong>「いいアニメだった」には、「いい最終回だった」が絶対不可欠です。</strong><br />
<br />
<strong>そして、「彼方のアストラ」は「いい最終回」でした。</strong><br />
<br />
やっぱり、<strong><span style="color: #ff0000;">「ちゃんと帰ってこれた」</span></strong>、この一言に尽きます。出迎えの宇宙船からの「よく帰ってきたな」の一言が本当に暖かくて&hellip;&hellip;。<br />
<br />
これは、世界を旅した人ならわかるかなと思うんですけど、冒険の終わる前の日って、本当に切ないものなんですよ。友人は<strong><span style="color: #ff0000;">「物のあはれを感じる」</span></strong>と言っていました。カナタたちが「やっと帰れる」という想いと「冒険が終わってしまう」という想いがせめぎ合うのを見て、「ああ、もののあはれをているなぁ」としみじみ。<br />
<br />
そして、「アストラ号」が徐々に高度を下げ、街並みが見えてきた時のあのシーン！ <strong><span style="color: #ff0000;">大冒険の末帰ってきた故郷！</span></strong> 「どの星よりも美しい」とはまさにこのことですね。<br />
<br />
そしていよいよ着陸するシーンで、<strong><span style="color: #ff0000;">アリエスの「ただいま」。</span></strong><br />
<br />
このセリフのための全12話だったのだなぁ、このセリフを聞くための全12話だったのだなぁ&hellip;&hellip;。また、水瀬いのりに泣かされたぜ&hellip;&hellip;。<br />
<br />
あと、アリエスの「私&hellip;&hellip;2キロ増えました&hellip;&hellip;」っていうセリフが好き。<br />
<br />
帰還後の展開はちょっとできすぎてるかな、と思いましたが、誰かが言ったとおり、それはあの大冒険のおまけみたいなもの。ちょっとくらい、目をつぶりましょう。<br />
<br />
むしろ、<strong><span style="color: #ff0000;">カナタたち9人は違法に作られたクローン</span></strong>であり(重大なネタバレポイント)、<strong><span style="color: #ff0000;">彼らの親が実は親ではなく、彼らクローンのオリジナル</span></strong>であり(重大なネタバレポイント)、<strong><span style="color: #ff0000;">オリジナルが若返るためにクローンを作り、若いクローンの肉体を乗っ取る計画</span></strong>であり(重大なネタバレポイント)、DNA管理法の成立で<strong><span style="color: #ff0000;">違法クローンを作った事が発覚するのを恐れて9人を「絶対に遺体が見つからない形」で葬り去ろうとした</span></strong>わけなんですが(重要なネタバレポイント)、<br />
<br />
最終回でオリジナルたちが全員、投獄され(重大なネタバレポイント)、<span style="color: #ff0000;"><strong>9人は「だれかのクローン」ではなく、一人の人間としての人生を歩み始めます。</strong></span><br />
<br />
最終回で描かれた7年後の世界で、変わらぬ絆で結ばれ、新たな冒険へと旅立つ9人を見ていると、彼ら9人のクローンは、若返りに固執して命をもてあそんだオリジナルたちよりも、よほど幸せな人生を送っているのではないか、そんな気がします。彼らが無事に帰ってきたことだけでなく、<strong><span style="color: #ff0000;">彼ら9人のクローン人間がオリジナルよりも人間らしく生きていること</span></strong>もまた、一つなハッピーエンドなのだと思います。<br />
<br />
この「彼方のアストラ」は、<strong>すべての展開を知ってから見ると、また別の見方がで楽しめる作品</strong>です。<br />
<br />
というわけで、今度は原作を読まないと。<br />
<br />
今度はちゃんと、アリエスのことを疑いの目なしでヒロインとして見れるぞ(笑)<br />
<br />
&hellip;&hellip;だって、「意外性」「衝撃度」って観点で考えると、「アリエスが刺客」って十分アリエス、じゃなかった、あり得るんだもん。]]></content:encoded>
    <dc:subject>アニメ</dc:subject>
    <dc:date>2019-09-23T21:34:19+09:00</dc:date>
    <dc:creator>自由堂ノック</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>自由堂ノック</dc:rights>
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    <title>「自分は正常である」と誰が証明できる？</title>
    <description>今回傍聴した裁判は、とある交通事故の裁判。車に乗った男が、自転車に乗っていた男性を轢き、重傷を負わせたうえ逃げた、いわゆるひき逃げ事案だった。

しかも、単なる事故ではなく、被告がわざと被害者を轢いた、というのだから驚きだ。被害者の方は胸に車が乗っかる形となり、一時、集中治療室にいたという。

いざ...</description>
    <content:encoded><![CDATA[今回傍聴した裁判は、とある交通事故の裁判。車に乗った男が、自転車に乗っていた男性を轢き、重傷を負わせたうえ逃げた、いわゆるひき逃げ事案だった。<br />
<br />
しかも、単なる事故ではなく、被告がわざと被害者を轢いた、というのだから驚きだ。被害者の方は胸に車が乗っかる形となり、一時、集中治療室にいたという。<br />
<br />
いざ裁判が始まってみると、被告と被害者、双方の主張は食い違っている。互いに「あっちが煽ってきた」と主張しているのだ。被告の主張では、自転車の男性の方が煽ってきたというのだ。あっちが煽ってきたから、わざと轢いたのだ、と。<br />
<br />
だが、裁判は被害者の証言を前提として、被告には不利な形で進んでいく。弁護側もそこに関しては争う姿勢を見せない。<br />
<br />
なぜか。<br />
<br />
実は被告は事件直後<strong><span style="color: #ff0000;">「統合失調症」</span></strong>という精神病を患っていると診断されたのだ。<br />
<br />
統合失調症とは、幻覚や幻聴、被害妄想がひどくなるという病気。<br />
<br />
検察側は被告の「相手が煽ってきた」という証言は、被害妄想である可能性が強いと考えていて、弁護側も「被告は病気のせいで被害妄想が強く、そのせいで『煽られている』と誤解し、犯行に及んだんです。病気が悪いんです」という情状弁護を行っていた。<br />
<br />
仮に被害者の方が煽ってきたとしても、相手を轢いてそのまま立ち去るというのは確かに正気の沙汰ではない。<br />
<br />
被告は「相手は刃物を持っていた」と主張していたが、この事件は近所の人がすぐに救急車と警察を呼んだので、もし被害者が刃物を持っていれば、必ず現場で回収されていたはずだ。車が上に乗っかり、あちこちを骨折した被害者が証拠隠滅できるはずもない。<br />
<br />
刃物など、どこにもなかったのだ。被告の妄想だったのだ。<br />
<br />
実際、検察官が事件の時のことを質問しても、被告の証言はあやふやで、二転三転する。彼の中では「事実」だと思っていたことが、実は事実ではなかったということのだろう。<br />
<br />
それにしても統合失調症とは恐ろしい病気である。<br />
<br />
厚生労働省のページに載っているので見てみると、統合失調症の原因はわかっていないらしい。遺伝的なものと環境的なもの、両方の要素があるのだとか。<br />
<br />
何がおそろしいかというと、<strong>本人は「自分がおかしくなっている」ということに気づきづらい、</strong>ということだ。<br />
<br />
厚生労働省によると「幻覚や妄想の多くは、患者さんにとっては真実のことと体験され、不安で恐ろしい気分を引き起こします。」「「本当の声ではない」「正しい考えではない」と説明されても、なかなか信じられません。」「症状が強い場合には、自分が病気であることが認識できない場合もあります。」<br />
<br />
統合失調症の文章を読んでいてふと思ったのが、<strong>「これを読んでいる自分は果たして正常な人間なのか」</strong>ということ。<br />
<br />
いやいや、自分に「街ですれ違う人に紛れている敵が自分を襲おうとしている」という妄想や「考えていることが声となって聞こえてくる」という幻聴、さらには「自分の意思に反して誰かに考えや体を操られてしまう」なんて症状、全く心当たりがないぞ。<br />
<br />
そう思いつつも、じゃあ自分は正常であると自分で証明できるのか、と考えると、<span style="color: #ff0000;"><strong>自分が正常だと断言できる人間なんて、この世に一人もいないのではないだろうか。</strong></span><br />
<br />
体の病気だったら、症状は他人から見ても、そして、自分から見てもわかりやすいものが多い。最近、咳が多いとか、トイレに行ったら血尿が出たとか、頭ががんがん痛いとか。<br />
<br />
でも、心の病気はなかなか症状がわかりづらい。他人から見てもわかりづらいし、本人からすれば「異常」とすら認識できないもののことが多い。<br />
<br />
誰しも、自分が異常だなんて思っていない。だが、誰も自分が正常であると証明できないのだ。]]></content:encoded>
    <dc:subject>裁判傍聴</dc:subject>
    <dc:date>2019-09-18T20:39:24+09:00</dc:date>
    <dc:creator>自由堂ノック</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>自由堂ノック</dc:rights>
  </item>
  <item rdf:about="https://knock88.blog.shinobi.jp/%E5%B9%B3%E6%88%90%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC/%E4%BB%A4%E5%92%8C%E3%81%AB%E6%96%B0%E6%99%82%E4%BB%A3%E5%88%B0%E6%9D%A5%EF%BC%81%20%E5%A5%B3%E6%80%A7%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2">
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    <title>令和に新時代到来！ 女性仮面ライダーの歴史</title>
    <description>令和の仮面ライダー第1弾、「仮面ライダーゼロワン」の製作発表が行われました。同時に公開された予告動画を見て、僕は「ほげげー！」と驚嘆の声をあげたのです。



なんと、最初から女性ライダーがいる！

これがどれほどすごいことなのか、女性ライダーの歴史を追っていけばわかるはず。

というわけで、今回は...</description>
    <content:encoded><![CDATA[令和の仮面ライダー第1弾、「仮面ライダーゼロワン」の製作発表が行われました。同時に公開された予告動画を見て、僕は「ほげげー！」と驚嘆の声をあげたのです。<br />
<br />
<iframe width="400" height="225" src="http://www.youtube.com/embed/Ho9t9iQxhEI" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />
<br />
なんと、<strong><span style="color: #ff00ff;">最初から女性ライダーがいる！</span></strong><br />
<br />
これがどれほどすごいことなのか、女性ライダーの歴史を追っていけばわかるはず。<br />
<br />
というわけで、今回は女性ライダーの歴史を見ていきます。 <br />
<br />
<strong>昭和ライダーに、女性はいませんでした。</strong>「電波人間タックル」という、ちょっとライダーっぽい能力を持つ女性はいたけれど、「仮面ライダー」を名乗る女性はいなかったのです(写真は広瀬アリスバージョン)。<br />
<a target="_blank" href="//knock88.blog.shinobi.jp/File/5db0e8d6.jpeg" title=""><img src="//knock88.blog.shinobi.jp/Img/1563797339/" alt="" /></a> <br />
<br />
公式では、初の女性ライダーは「仮面ライダー龍騎」の映画に登場する<strong><span style="color: #ff00ff;">仮面ライダーファム</span></strong>。<br />
<a target="_blank" href="//knock88.blog.shinobi.jp/File/6ec17451.jpeg" title=""><img src="//knock88.blog.shinobi.jp/Img/1563797461/" alt="" /></a> <br />
女優の加藤夏希が変身したライダーで、白鳥がモチーフとなっています。<br />
<br />
以後、実はちょいちょいと女性ライダーが登場しているのですが、いずれも映画だけだったり、テレビに登場してもゲスト扱いだったり、ほかのライダーのベルトを借りて変身してたり。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff00ff;">「テレビ本編に登場」「ゲストではなくメインのライダーとして」「自分専用のベルトで」</span></strong>を満たす女性ライダーは全然出てきませんでした。<br />
<br />
その歴史が動いたのは2013年。作品名は「仮面ライダーウィザード」。<br />
<br />
女子高生・稲森真由が変身する<strong><span style="color: #ff00ff;">仮面ライダーメイジ</span></strong>がテレビシリーズ本編に登場したのです！<br />
<a target="_blank" href="//knock88.blog.shinobi.jp/File/a8139fed.jpeg" title=""><img src="//knock88.blog.shinobi.jp/Img/1563797631/" alt="" /></a> <a target="_blank" href="//knock88.blog.shinobi.jp/File/1088e338.jpeg" title=""><img src="//knock88.blog.shinobi.jp/Img/1563797641/" alt="" /></a> <br />
<br />
自分専用のベルトを使って変身し、第40話から最終回までの10話ほどに登場したのです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff00ff;">テレビ本編で、メインのライダーとして、自分専用のベルトで、変身した初の女性ライダーです！</span></strong><br />
<br />
とはいえ、この仮面ライダーメイジは実は<strong><span style="color: #ff00ff;">量産型</span></strong>。テレビ本編ではあと二人メイジがいて、いずれも男性が変身します。<br />
<br />
しかし、量産型とはいえメインの変身者は女子高生の稲森真由、ということで、この<strong><span style="color: #ff00ff;">メイジの登場で女性ライダーの歴史はかなり動いたのです。</span></strong><br />
<br />
翌年の「仮面ライダー鎧武」には女性ライダーである<strong><span style="color: #ff00ff;">仮面ライダーマリカ</span></strong>が登場。果物の桃をモチーフとしたライダーです。マリカは量産型ではなく、<strong><span style="color: #000000;">変身者は湊耀子ただひとり。登場期間も半年以上</span></strong>と、女性ライダーの歴史をこちらも大きく塗り替えました。<br />
<a target="_blank" href="//knock88.blog.shinobi.jp/File/01b13714.jpeg" title=""><img src="//knock88.blog.shinobi.jp/Img/1563797965/" alt="" /></a> <a target="_blank" href="//knock88.blog.shinobi.jp/File/9a8f92ca.jpeg" title=""><img src="//knock88.blog.shinobi.jp/Img/1563797964/" alt="" /></a> <br />
ちなみに、マリカに変身する湊耀子を演じた佃井皆美さんはJAE所属のアクション俳優。変身前だけでなく、変身後のスーツアクターも自分で演じるという離れ業をやってのけました。<br />
<br />
とまぁ、女性ライダーもだんだん当たり前になってきたところで、次に歴史が動いたのは2017年の「仮面ライダーエグゼイド」に登場した<strong><span style="color: #ff00ff;">仮面ライダーポッピー</span></strong>。<br />
<br />
この仮面ライダーポッピーは史上初、<strong><span style="color: #ff00ff;">メインヒロインが変身した仮面ライダー</span></strong>です。モチーフは恋愛ゲーム。<br />
<a target="_blank" href="//knock88.blog.shinobi.jp/File/c8b6d6de.jpeg" title=""><img src="//knock88.blog.shinobi.jp/Img/1563798367/" alt="" /></a> <a target="_blank" href="//knock88.blog.shinobi.jp/File/07eeed06.jpeg" title=""><img src="//knock88.blog.shinobi.jp/Img/1563798368/" alt="" /></a> <br />
<br />
(一応念のために行っておくと、メインヒロインが「テレビで」「専用のベルトで」「長い期間にわたって」変身した、という意味で史上初)<br />
<br />
そして、令和元年の2019年。製作発表で女性ライダーの「仮面ライダーバルキリー」の登場が発表されました。<br />
<br />
これまで紹介した女性ライダーは皆、「シリーズの途中からの登場」。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff00ff;">製作発表の段階ですでに女性ライダーの登場が発表されているのは、このバルキリーが初！</span></strong><br />
<br />
「女の子は仮面ライダーに変身しない」が当たり前だった昭和から平成を経て、ついに令和元年、「最初から女性ライダーがいる」という時代になりました。<br />
<br />
そのうち、「女性ライダーがいるくらいで何を騒いでるんだ？」なんて時代が来るかもしれません。<br />
<br />
これは本当にすごいことです。<br />
<br />
特撮界隈ではしばしば、「女の子が仮面ライダーを見てたら幼稚園でいじめられた」「女の子だからって理由で変身ベルトを買ってもらえなかった」みたいな話があがり、そのたびに「女の子だって仮面ライダーが好きでいいじゃないか」という声があがります。<br />
<br />
中には、「仮面ライダーは男子が見るものだ。女の子は見るな」と公然と言い放つとんでもない大人もいます。<br />
<br />
確かに、仮面ライダーシリーズのメインターゲットは、男の子です。それは揺るがない事実。<br />
<br />
しかし、「男の子をターゲットとした作品」というのは「女の子は見ちゃいけない、好きになっちゃいけない」というわけではありません。<br />
<br />
それは「なぜターゲットを設定するのか」という理由を見ればわかります。<br />
<br />
誰だって作品を作る以上、一人でも多くの、いろんな世代に見てほしいのです。商品を売る以上、いろんな世代の人に買ってほしいのです。<br />
<br />
その方がお金になるしね(笑)。<br />
<br />
ところが、「万人受けするように」作った作品や商品というのは、誰にもウケずに終わることが多いです。八方美人というやつですね。<br />
<br />
なので、「ターゲット」を設定し、「ほんとはみんなに見てほしいんだけど、みんなにまんべんなく受けようとすると失敗するから、特定の性別、年齢などを絞り込み、そこにウケるように展開しよう」、すなわち、ターゲティングの必要が出てくるのです。<br />
<br />
仮面ライダーシリーズの場合は、小さい男の子をメインターゲットに据えています。小さい男の子に人気が出るように狙っていく。男の子が好きそうなものをモチーフにして、男の子が好きそうなデザインで、男の子が好きそうなおもちゃで。<br />
<br />
ところが、ターゲティングはあくまでも「万人受けを狙っても失敗するから」行うものであって、万人受けできるのであれば、それに越したことはないわけです。<br />
<br />
「仮面ライダーは小さい男の子がターゲット」というのはあくまでも、「売り方」の問題でしかなく、「女の子はターゲットじゃないから売らないよ！ 見せないよ！」というものではありません。「小さい男の子を中心に、より多くの人に見てもらおう」というものなのです。ターゲット外である女の子が仮面ライダーを好きになってもいいのです。<br />
<br />
だって、<strong><span style="color: #ff00ff;">本当は「一人でも多くの人に」見せたいのだから。</span></strong>でも、一人でも多くの人にウケるようにやってもうまくいかないから、ターゲットを設定する。でも、本当はひとりにでも多くの人に見てほしい。<br />
<br />
思えば、日本の特撮の歴史は、たびたび女性に救われてきました。<br />
<br />
1990年代初頭、戦隊シリーズはマンネリ化し、いつ打ち切られてもおかしくない状況でした。それを打開しようと、1991年の「鳥人戦隊ジェットマン」では、当時ブームだったトレンディドラマの要素、恋愛要素を盛り込みました。<span style="color: #ff00ff;"><strong>これが、子どもを飛び越えてお母さん世代に大うけ。</strong></span>現在まで戦隊シリーズが続く礎となったのです。<br />
<br />
仮面ライダーも同じ。平成仮面ライダーシリーズは2006年の仮面ライダーカブトまでは、毎回打ち切り覚悟で作られていたそうです。<br />
<br />
ところが、2007年の仮面ライダー電王で多くの人気男性声優を起用した結果、<strong><span style="color: #ff00ff;">声優ファンの女性を中心にバカウケ。</span></strong>「また女に救われたのか&hellip;&hellip;」と言ったかどうかはわかりませんが、電王以降のシリーズは「毎年製作することが前提」となりました。<br />
<br />
男の子だけの人気では、ヒーローシリーズはなかなかやっていけないのです。その歴史の要所要所で女性人気を獲得したことで、シリーズは10年20年と続いて行ったのです。<br />
<br />
女の子は仮面ライダーを見ちゃいけないのか。女の子は変身ベルトを買ってはいけないのか。<br />
<br />
この仮面ライダーバルキリーの登場が、一つの公式見解であるような気がしてなりません。]]></content:encoded>
    <dc:subject>平成仮面ライダー</dc:subject>
    <dc:date>2019-07-22T20:43:49+09:00</dc:date>
    <dc:creator>自由堂ノック</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>自由堂ノック</dc:rights>
  </item>
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    <title>アニメ「刀使ノ巫女」の第2期を見たい！……ような見たくないような……。</title>
    <description> 
「刀使ノ巫女」の最終回から、もう1年もたつのか&amp;amp;hellip;&amp;amp;hellip;。

23話と最終回の間の週は大変だったなぁ&amp;amp;hellip;&amp;amp;hellip;。可奈美と姫和が隠世に行ってしまって、このまま「二人はもう帰ってこないエンド」もあるんじゃないかとソワソワ。いやいや、まだ回収してない伏線もあ...</description>
    <content:encoded><![CDATA[<a target="_blank" href="//knock88.blog.shinobi.jp/File/8e210c96.jpeg" title=""><img src="//knock88.blog.shinobi.jp/Img/1528879905/" alt="" /></a> <br />
「刀使ノ巫女」の最終回から、もう1年もたつのか&hellip;&hellip;。<br />
<br />
23話と最終回の間の週は大変だったなぁ&hellip;&hellip;。可奈美と姫和が隠世に行ってしまって、このまま「二人はもう帰ってこないエンド」もあるんじゃないかとソワソワ。いやいや、まだ回収してない伏線もあるし、きっと帰ってくるとソワソワ。<br />
<br />
そして最終回を見て号泣してから、もう1年がたつのか&hellip;&hellip;。<br />
<br />
この1年の間に、舞台化され、みにとじの放送があり、小説の発売が決定と、なかなか活発な動きを見せています。<br />
<br />
特にみにとじと小説は内容が「新作」なので、この存在は大きいです。<br />
<br />
ファンとしては新作が、新しいエピソードが見たい！<br />
<br />
特に刀使ノ巫女は、<strong>「スピンオフ」を作りやすいアニメ</strong>だと思うのですよ。<br />
<br />
まず、<strong>伍箇伝と呼ばれる刀使の学校が5つある、</strong>というのが大きいです。<br />
<br />
伍箇伝は以下の5つ。<br />
<br />
美濃関学院（岐阜県）:刀鍛冶の街、関市にあり、刀使のほかに刀鍛冶を養成するコースもある。ちなみに、共学。<br />
<br />
平城学館（奈良県）：獅童真希や十条姫和といった御前試合優勝者を輩出した強豪校。<br />
<br />
鎌府女学院（神奈川県）：御刀やノロ、荒魂の研究施設を有するエリート校。折神家や刀剣類管理局とのかかわりも深い。<br />
<br />
長船女学院（岡山県）：装備の開発施設があるほか、舞草の拠点でもあった。<br />
<br />
綾小路武芸学者（京都府）：最も歴史のある伝統校。<br />
<br />
それぞれの学校がそれぞれに特色を持つので、どの学校をメインに据えて物語を作るかで、アニメ本編とはまた雰囲気の違った物語を作れるはずです。<br />
<br />
刀使ノ巫女には鎌倉、伊豆、東京と実在する場所が登場するので、これもまた物語を作りやすい要素となります。<br />
<br />
伍箇伝という舞台装置をうまく使えば、いくらでもいろんな話が作れるはずなのです。<br />
<br />
さらに、刀使ノ巫女がスピンオフ向きなのにはもう一つ理由があります。<br />
<br />
それは、<strong>あらゆるジャンルに対応できる、</strong>ということ。<br />
<br />
世の中にはいろんなジャンルがあります。SF、歴史物、ファンタジー、バトル物などなど。<br />
<br />
刀使ノ巫女は基本的にはバトルものにあたります。<br />
<br />
特に剣術の流派にこだわっているので、そこをどんどん突き詰めていけば、<strong>格闘漫画みたいな本格的なバトルもの</strong>が作れると思います。<br />
<br />
ところが、ほかのジャンルとしての刀使ノ巫女も、実は作れてしまうのです。<br />
<br />
S装備のような科学技術や、ノロの軍事転用などにフォーカスすれば、<strong>SF</strong>としての刀使ノ巫女が作れます。<br />
<br />
一方、荒魂は古来より妖怪や悪霊と呼ばれてきたことに着目し、日本の風習と絡めていけば、<strong>和風ファンタジー</strong>としての刀使ノ巫女を作ることも可能です。<br />
<br />
さらに、刀や剣術といった日本文化との結びつきが深い作品なので、<strong>日本の歴史と絡めやすい</strong>です。宮本武蔵のような剣豪を始め、歴史上の人物や、大事件の裏には実は荒魂が&hellip;&hellip;、という物語も作りやすいのです。<br />
<br />
さらにさらに、「ノロを悪用する悪の組織」みたいなのを出して、<strong>刀使VS悪の組織というアクションもの</strong>にしてしまうことも可能。<br />
<br />
何が言いたいのかというと、<span style="color: #ff0000;"><strong>「お前の好きなジャンルで二次創作できる作品」</strong></span>、それが刀使ノ巫女なのです。<br />
<br />
SFが好きだったらSFものにしてしまうもよし、ファンタジーが好きだったらファンタジー系にしてしまうもよし。歴史が好きだったら歴史と絡めてしまうもよし。いろんなジャンルでの「刀使ノ巫女」が作れてしまうのです。<br />
<br />
さらに、世界観が日本の歴史と結びついているので、時代設定も変えられます。戦国時代、江戸時代、戦時中、戦後の昭和と様々な時代を舞台にストーリーを組み立てられるのです。<br />
<br />
そうやって見てみると、<strong>刀使ノ巫女はスピンオフや二次創作、TRPGなどに非常に適したコンテンツ</strong>と言えます。<br />
<br />
ただ、一方で、ファンだからこそ、こうも思うのです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">むやみに新作は作らないでくれ！</span></strong> &hellip;&hellip;と。<br />
<br />
アニメがあれだけきれいな形で完結しているのだから、むやみに「その続き」を作るべきではない&hellip;&hellip;と。<br />
<br />
もし「続き」を作っても、それが評価が低かった場合、「あの最終回で物語を終わらせておけば&hellip;&hellip;」という悔いだけが残ってしまいます。<br />
<br />
スタッフの方もそういうことを意識しているのでしょう。みにとじも小説もエピソードとしては「新作」でしたが、時系列を見るとみにとじは「12話と13話の間」、小説は「1話の1年前」と、いずれも最終回の御前試合よりも前のタイミングです。<br />
<br />
とはいえ、ファンとしてはやはり新作が見たい！<br />
<br />
でも、下手に続きを作ってほしくない！<br />
<br />
でもやっぱり、あの続きが見たい！<br />
<br />
ああ、なんていうジレンマ。変わらないもの♪ 変わってくこと♪<br />
<br />
もしあえて、最終回のあとの時系列で新作を作るなら、これは1年前も同じことを言っているのだけれど、<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">内里歩を主人公にしてほしい！</span></strong><br />
<br />
どうして歩なのかというと、まず<strong><span style="color: #ff0000;">「可奈美と姫和の物語」をへたにいじってほしくない</span></strong>なぁ、という思いがありまして。<br />
<br />
ほかのどのキャラを主人公に据えても、やっぱり「可奈美と姫和の物語」の続きになってしまうのです。<br />
<br />
そんな中、歩を推すポイントをいくつか。<br />
<br />
①実は、そこまで可奈美と近いキャラではない。<br />
<br />
確かに可奈美と接してはいるのですが、基本的には可奈美にあこがれる後輩ポジションにあたり、<strong><span style="color: #ff0000;">主要キャラではあるけど、メインキャラではない</span></strong>んですよね。<br />
<br />
そういう意味では、歩を主人公にすると、<strong><span style="color: #ff0000;">「無理に可奈美を出さなくて済む」</span></strong>。<br />
<br />
たとえば、沙耶香を主人公にすると（しゃべらない主人公とか斬新だなぁ）、可奈美が出てこなかったら「おい、可奈美、どこ行った？」という疑問が頭をもたげます。沙耶香が主人公なのに、可奈美が出てこないのは変です。<br />
<br />
なぜなら、沙耶香は可奈美と行動を共にしていたキャラだから。沙耶香を主人公にすればどうしても可奈美も出てきてしまい、結果「あの物語」の続きになってしまう。<br />
<br />
一方、歩はアニメの中でも基本的に可奈美と行動を別にしていたので、歩が主人公の物語に可奈美が出てこなくても、特に不自然ではないです。<br />
<br />
むしろ、歩は可奈美にあこがれているキャラなので、「衛藤さんのようになりたい」と<strong><span style="color: #ff0000;">あこがれの刀使として可奈美の名前を出しながらも、物語には登場しない、</span></strong>という出し方ができます。<br />
<br />
さらに、<strong><span style="color: #ff0000;">ここぞというところで歩を助けに現れるレジェンドライダーのような登場の仕方も可能。</span></strong><br />
<br />
下手に可奈美やその仲間たちを主人公に続編を作るのではなく、歩を主人公にして可奈美たちはレジェンド枠として扱う、というのが一番面白いかなと思います。<br />
<br />
②歩は刀使として未熟<br />
<br />
アニメの中で可奈美は刀使としてかなりのレベルに達してしまいました。<br />
<br />
この可奈美たちを主人公とすると、もう相当の強敵を出さなければいけません。<br />
<br />
「あのタギツヒメをはるかにしのぐ&hellip;&hellip;」みたいな肩書をつけないと、話が盛り上がりません。<br />
<br />
ですが、こういった<strong><span style="color: #ff0000;">パワーインフレをやりすぎてしまうと、かえってつまらなくなってしまいます。</span></strong><br />
<br />
「あのタギツヒメをはるかにしのぐ〇〇&hellip;&hellip;、だが、今度の敵は〇〇すら遠く及ばない&hellip;&hellip;」<br />
<br />
&hellip;&hellip;おいおい、どんだけ強いんだよ、と。<br />
<br />
あんまりパワーインフレが過ぎると、白けてしまい、かえって面白くなくなってしまいます。<br />
<br />
となると、「再び可奈美を主人公にして、さらに強い敵を出す」というよりも、<strong>「可奈美より弱い刀使を主人公にして、タギツヒメクラスの災厄とぶつける」</strong>方が面白くなるはず。<br />
<br />
そして、歩は「衛藤さんにも糸見さんにもかなわない」と本人が認めるように、<strong>まだまだ未熟な刀使。</strong><br />
<br />
未熟ということは、成長の余地がある、ということ。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">伸びしろですね！</span></strong><br />
<br />
主人公に伸びしろがあったほうが、物語は断然面白くなります。<br />
<br />
③綾小路がメインの学校となる<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">伍箇伝の中でも最も影の薄かった綾小路武芸学舎。</span></strong><br />
<br />
歩が主人公となれば、<strong><span style="color: #ff0000;">必然的に綾小路がメインの学校</span></strong>となります。<br />
<br />
アニメ本編もとじともも、学校の垣根を越えたチーム編成でしたが、歩を主人公とするならむしろ、<strong><span style="color: #ff0000;">「綾小路の生徒たちがメイン」</span></strong>という話にしてしまっても面白いかもしれません。<br />
<br />
④一度道を踏み外している。<br />
<br />
ノロの影響とはいえ、<strong><span style="color: #ff0000;">歩は一度道を踏み外しています。</span></strong><br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">そういう人物だからこそ、主人公に据えたら面白いと思います。</span></strong><br />
<br />
悪人に対して正論をぶつけるのではなく、相手に共感し、どうすれば分かり合えるかという道を模索する主人公。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">刀使ノ巫女という作品は基本的に「悪いやつは問答無用でやっつければいいんだ」というスタンスではありません。</span></strong>それは、高津学長や夜見ちゃん、三女神の最終的な扱いに表れています。<br />
<br />
そういう物語だからこそ、一度道を踏み外したことがある人物が次の主人公としてふさわしいのではないかと。<br />
<br />
そして、あのセリフを言ってほしい。今度は歩の口から、<strong><span style="color: #ff0000;">「今度は私が助ける番。そんな魂のこもってない剣じゃ、何も斬れない！」</span></strong>&hellip;&hellip;と。<br />
<br />
ああ、妄想するだけですでに涙が&hellip;&hellip;。<br />
<br />
そして最終回、どうしても勝てない敵が現れ、あきらめかけた歩の前に、レジェンド枠として可奈美（もう高校生くらいになってる）が現れるのです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">「ようやく一緒に戦えるね、歩ちゃん」</span></strong><br />
<br />
ああ、すでに涙が&hellip;&hellip;。<br />
<br />
もういっそ、自分で二次創作として書こうかな。そうね、僕がやるならやっぱり、和風ファンタジー系かなぁ&hellip;&hellip;。]]></content:encoded>
    <dc:subject>アニメ</dc:subject>
    <dc:date>2019-06-29T22:05:58+09:00</dc:date>
    <dc:creator>自由堂ノック</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>自由堂ノック</dc:rights>
  </item>
  <item rdf:about="https://knock88.blog.shinobi.jp/%E8%A3%81%E5%88%A4%E5%82%8D%E8%81%B4/%E9%81%8B%E8%BB%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AF%E6%9C%80%E4%BD%8E3%E4%BB%B6%E3%80%81%E4%BA%A4%E9%80%9A%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%AE%E8%A3%81%E5%88%A4%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%97%EF%BC%81">
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    <title>運転するものは最低3件、交通事故の裁判を見るべし！</title>
    <description>最近、毎日のように悲惨な交通事故のニュースを聞きます。

そんな中、先日、交通事故の裁判を傍聴する機会がありました。

それも死亡事故。犠牲になられたのは学生さんだということで、なんともやりきれない気持ちになりました。

涙を流して謝罪する被告。涙をこらえて被告に質問をする遺族の方。ハンカチで顔を覆...</description>
    <content:encoded><![CDATA[<strong>最近、毎日のように悲惨な交通事故のニュースを聞きます。</strong><br />
<br />
そんな中、先日、交通事故の裁判を傍聴する機会がありました。<br />
<br />
それも死亡事故。犠牲になられたのは学生さんだということで、なんともやりきれない気持ちになりました。<br />
<br />
涙を流して謝罪する被告。涙をこらえて被告に質問をする遺族の方。ハンカチで顔を覆う遺族の方。<br />
<br />
交通事故なんて、だれ一人得をしません。気づくと、勉強のために来ていた司法修習生の方の目にも涙が&hellip;&hellip;。<br />
<br />
死亡事故にまでいかなくても、事故のケガというのは深刻で、リハビリには時間がかかり、その人の人生を大きく狂わせます。<br />
<br />
そんな交通事故の裁判を傍聴し、思うことがあります。<br />
<br />
<span style="color: #ff0000;"><strong>ハンドルを握る方は、最低3件、交通事故の裁判を傍聴するべきだと思うのです。</strong></span><br />
<br />
本当は、<strong>運転免許を取るときに、最低3件、交通事故の裁判を見て、レポートを提出する、というのを免許取得の条件に組み入れるべき</strong>だと思います。<br />
<br />
そして、<strong>免許更新のたびに最低3件、交通事故の裁判を傍聴するべき</strong>です。<br />
<br />
現状、そういう制度はないので、個人で裁判を見に行ってください。<br />
<br />
なぜ交通事故の裁判を傍聴するべきかというと、加害者を見れるからなんです。<br />
<br />
事故を起こしてしまった人間が、罪を背負ってしまったことでどれほど憔悴しているのか。<br />
<br />
事故を起こしてしまった人間とその家族の人生がどれほど狂ってしまうのか。<br />
<br />
裁判の冒頭陳述では、検察から事故の詳細を語られます。おそらく、加害者にとっても「人生最悪の日」の「二度と思い出したくない瞬間」のことを、もう一度、目の前で、詳細に語られ、記憶を呼び起こされる。耳をふさぐことなど赦されません。<br />
<br />
そして、その日、その瞬間のことを何度も何度も聞かれます。そのたびに、最悪の記憶を呼び起こさねばならない。<br />
<br />
さらに、被害者やその遺族が傍聴することもあります。場合によっては、相手の弁護士だけでなく、遺族の代表が加害者に対して質問をすることもあります。僕が傍聴した裁判では、犠牲となった女の子のお父さんが、冷静に、それでも怒りや悲しみを抑えきれない、そんな風に質問をしていました。<br />
<br />
加害者は、その遺族と法廷で向き合い、その怒り、悲しみ、憎しみを受け止めなければいけません。<br />
<br />
ハンドルを握る人には、そういった交通事故の裁判を最低3件は傍聴してほしいのです。<br />
<br />
そして、ハンドルを握る前にもう一度考えてほしいのです。<br />
<br />
もしかしたら、自分も「被告」としてあの席に座り、尋問されることがあるかもしれない。<br />
<br />
「加害者」「人殺し」として生き続け、家族にも辛い思いをさせ、遺族からは憎しみや怒りのまなざしをぶつけられる。<br />
<br />
ハンドルを握ってペダルを踏む限り、そのリスクからは絶対に逃れられません。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">それでも、ハンドルを握る覚悟がありますか？</span> </strong>そう、自分に問いかけてほしいのです。<br />
<br />
もちろん、車を仕事に使う人もいますし、車がなくては生活のできない人もいるでしょう。事故が怖くても車を運転しないわけにはいかない、そういう人も多いと思います。<br />
<br />
でも、「肝に銘じる」という意味で、<strong><span style="color: #ff0000;">最低3件、交通事故の裁判を傍聴してほしいのです。</span></strong><br />
<br />
「いやぁ、大丈夫だよ。俺、ゴールド免許だから」と思ってるそこのあなた。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">僕が見た死亡事故の加害者も、事故を起こす瞬間まではゴールド免許でした。</span></strong>それも、ペーパードライバーなどではなく、日常的に車を使っている方でした。<br />
<br />
相手の指がなくなるほどの重傷を負わせる事故を起こしたおじいちゃんも、ゴールド免許でした。「俺、ゴールド免許だから」は「今後も事故を起こさない」ということを保証するものではありません。<br />
<br />
では、<strong><span style="color: #ff0000;">どうやったら交通事故の裁判を見に行けるのか。</span></strong><br />
<br />
全都道府県、県庁所在地のある街には地方裁判所があります。まずはそちらに行きましょう。<br />
<br />
時間は平日の日中なので、仕事をしている人はなかなか難しいかもしれませんが、なんとか都合をつけて行ってみましょう。<br />
<br />
問題は、「その日、交通事故の裁判があるかどうかは、行ってみないとわからない」という点です。行ってみたはいいけど、交通事故の裁判がない、そんな時もあります。<br />
<br />
空振りするのが嫌な人は、東京地方裁判所のような大都市の裁判所に行ってみましょう。1日の事件数が半端ないので、たぶん、1件くらい交通事故の裁判があるはずです。<br />
<br />
狙うのは「新件」と書かれた裁判。検察が冒頭陳述で事故の詳細を語ってくれます。被告本人や被害者、証人が証言台に立って、尋問を受けることもあります。<br />
<br />
判決は後日に持ち越しの場合がほとんどですが、一度だけ、その場で判決を言い渡されたのを見たことがあります。<br />
<br />
一方、「判決」と書かれた裁判は本当に判決を言い渡すだけです。<br />
<br />
判決理由のところで裁判官が事故のあらましを読み上げてくれますが、<strong>加害者の人間性、事故の悲惨さ、遺族の悲しみまで見れるのは「新件」の方です。</strong>なるべく「新件」の裁判を傍聴しましょう。<br />
<br />
そしてこれが一番大事なのですが、<br />
<br />
裁判傍聴に行く際は、公共交通機関を使いましょう。<br />
<br />
まず、傍聴人のための駐車スペースなんかねぇ、というのも理由なのですが、<br />
<br />
もう一つ理由があって、<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">交通事故の裁判を見た後で、「車を運転して帰ろう」なんて気は多分起きないと思うので。</span></strong>]]></content:encoded>
    <dc:subject>裁判傍聴</dc:subject>
    <dc:date>2019-06-07T21:35:24+09:00</dc:date>
    <dc:creator>自由堂ノック</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>自由堂ノック</dc:rights>
  </item>
  <item rdf:about="https://knock88.blog.shinobi.jp/%E8%A3%81%E5%88%A4%E5%82%8D%E8%81%B4/%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%82%82%E5%8A%A0%E5%AE%B3%E8%80%85%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%8B%E3%82%82%EF%BC%9F%20%E4%BA%A4%E9%80%9A%E4%BA%8B%E6%95%85%E8%A3%81%E5%88%A4%E3%81%82%E3%82%8C%E3%81%93%E3%82%8C%E8%A9%B1">
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    <title>あなたも加害者になるかも？ 交通事故裁判あれこれ話</title>
    <description>最近、悲惨な交通事故のニュースが後を絶ちません。

たった一瞬の出来事が、被害者や遺族はもちろん、加害者やその家族の人生まで狂わせる交通事故。

実際、そういった交通事故の裁判を見てると、なんともいたたまれない気持ちになります。

普通の刑事裁判の被告人は、わりとふてぶてしい人が多いんです。

起訴...</description>
    <content:encoded><![CDATA[最近、悲惨な交通事故のニュースが後を絶ちません。<br />
<br />
<strong>たった一瞬の出来事が、被害者や遺族はもちろん、加害者やその家族の人生まで狂わせる交通事故。</strong><br />
<br />
実際、そういった交通事故の裁判を見てると、なんともいたたまれない気持ちになります。<br />
<br />
普通の刑事裁判の被告人は、わりとふてぶてしい人が多いんです。<br />
<br />
起訴事実はおおむね認めておきながら<strong>「僕なんか悪いことしたんすかね？」</strong>って態度の人が結構いる。<br />
<br />
一方、交通事故の裁判の場合、<strong><span style="color: #ff0000;">犯罪を犯すつもりなど全くなかったんだけど、ほんの一瞬の不注意で加害者になってしまった、という人がほとんど</span></strong>だから、見ていてなんとも切ないものがあります。<br />
<br />
実際、「信号に全く気づいていなかった」とか、「前をよく見ていなかった」「考え事をしていた」などと、理由を聞けば「それはアウトですよ」とは思うけれど、それでも「みんなひき殺してやるぜ！」という明確な悪意を持っていたわけではないので、なんともいたたまれない気持ちになります。<br />
<br />
そういった裁判を見た帰り道は、特に交通に気を付けますね。自転車でもうっかりすると自分が加害者になって証言台に座らないといけないかもしれない。<br />
<br />
とはいえ、社会問題ともなった「あおり運転」の場合は、やっぱり被告も平素からろくでもない人間みたいで、「俺、なんか悪いことしたっすかね。運転してただけっすよ」みたいなふてぶてしい態度の人が多いです。でも、今はドライブレコーダーみたいな形で証拠が残りますから、あまり言い逃れはできません。当事者の車にドライブレコーダーがなくても、近くを通ったほかの車に搭載されていて、その映像が証拠として裁判所で流されたのを見たこともあります。<br />
<br />
「あおり運転のあとぶつかったみたいでしたけど、気づきませんでした～」なんて言っておきながら、その直後に新車だった車を廃車にした、なんてふてぶてしい犯人もいました。気づいてなかったわけがない。<br />
<br />
それに比べると不注意からくる事故はやっぱり見ていて切なくなります。<br />
<br />
被害者の感情も色々で、被害者がおじいさんで加害者がまだ若く、加害者の反省している真摯な態度が伝わり、「こんな若い人を刑務所に入れてしまうのはかわいそうです。どうか寛大な処置を」と証言したのを聞き、こっちまでほろりと涙が&hellip;&hellip;。<br />
<br />
そうかと思うと、加害者が反省しているにもかかわらず「どうか厳しい処罰を」という被害者の方もいました。<br />
<br />
でも、その人の場合は全治に1年ほどかかる予定で、しかも、事故で指がちぎれてしまったのだとか。<br />
<br />
その人は自営業らしく、体が動かないと今までのような仕事もできず、収入も減り、家族にも迷惑をかけっぱなし。そうなると相手がいくらいい人で反省していても、しっかりとした処罰を望まざるを得ないのでしょう。<br />
<br />
交通事故のニュースで「重症」て聞くと「生きていただけよかったなねぇ」と思うけれど、やはり<span style="color: #ff0000;"><strong>交通事故のけがというのはそんなに軽くない</strong></span>ようです。リハビリにはかなりの時間を要し、病院や整骨院に何か月も通う人もいます。仕事によっては事故前なら当たり前のようにできていた作業ができなくなります。また、深刻な後遺症が残り、ある人は脳に後遺症を負って感情のコントロールができなくなり、些細なことですぐ怒るようになって、人間関係がうまくいかなくなってしまいました。たかがケガと笑うべからず、人生そのものに大きな影響を与えるのです。<br />
<br />
おまけに、交通事故の裁判は結構長引きます。特に、民事が。<br />
<br />
あっちがはみ出してきたんだ、いや、お前が前を見てなかったんだと、双方の主張は完全に食い違うこともしばしば。治療費を請求しようにも、本当にその時の事故でのケガなのか、本当に事故のけがによる後遺症なのか、因果関係はあるのか、というところまでが争点になります。<br />
<br />
事故に巻き込まれた側も、事故を起こした側も、交通事故はだれひとり得をしません。<br />
<br />
そんな交通事故が今日もどこかで起きてます。2018年は年間で3000人近くの方が交通事故で亡くなったので、毎日10人近くは日本のどこかで跳ね飛ばされて死んでいる計算になります。<br />
<br />
日本の交通事故は年々減り続けていますが、それでも、毎日10人はどこかで死んでいる。事故の当事者にとっては「事故は減り続けている」というのは関係なく、目の前で起きたたった一度の事故が人生を大きく狂わせます。<br />
<br />
事故をなくすにはどうしたらいいのか。<strong><span style="color: #ff0000;">真剣に向き合わなければいけない問題</span></strong>なんだと思います。]]></content:encoded>
    <dc:subject>裁判傍聴</dc:subject>
    <dc:date>2019-05-26T13:30:13+09:00</dc:date>
    <dc:creator>自由堂ノック</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>自由堂ノック</dc:rights>
  </item>
  <item rdf:about="https://knock88.blog.shinobi.jp/%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%80%81%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%80%81%E8%88%9E%E5%8F%B0%E3%80%81%E3%81%BF%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%98%E3%80%81%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E2%80%A6%E2%80%A6%E5%88%80%E4%BD%BF%E3%83%8E%E5%B7%AB%E5%A5%B3%E3%81%AB">
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    <title>ゲーム、ラジオ、舞台、みにとじ、小説……刀使ノ巫女にまだまだまだまだハマってるよ</title>
    <description> 
アニメ「刀使ノ巫女」が最終回を迎えて、そろそろ1年になる。僕が刀使ノ巫女に本格的にはまり始めてからも、そろそろ1年になる。

1年たつ、ということは4クールすぎたわけで、1クールでどれだけのアニメが放送されるのか知らないが、1クール50作品とすると4クールで約200作品のアニメが放送されたことに...</description>
    <content:encoded><![CDATA[<img src="//knock88.blog.shinobi.jp/File/8e210c96.jpeg" alt="" /> <br />
アニメ「刀使ノ巫女」が最終回を迎えて、そろそろ1年になる。僕が刀使ノ巫女に本格的にはまり始めてからも、そろそろ1年になる。<br />
<br />
1年たつ、ということは4クールすぎたわけで、1クールでどれだけのアニメが放送されるのか知らないが、1クール50作品とすると4クールで約200作品のアニメが放送されたことになる。<br />
<br />
その間、ほかのアニメも見ていて、おもしろいアニメもたくさんあったが、<strong>刀使ノ巫女ほどはまるアニメにはまだ出会えていない。</strong><br />
<br />
それどころか、<span style="color: #ff0000;"><strong>まだ刀使ノ巫女にはまっている。</strong></span><br />
<br />
ゲーム「刀使ノ巫女　～刻みし一閃の燈火～（とじとも）」もやっているので、アニメが終わってなお、毎日刀使ノ巫女に触れている。何なら、ついさっきまでとじともやってた。<br />
<br />
アニメが終わってからもラジオ「本渡楓のとじらじ」が始まり、秋にはSKEのメンバーを中心に舞台化され、1月にはアニメ「みにとじ」が放送され、今は新作として小説版の発売が予告されている。<br />
<br />
こう書くと、コンテンツとしてかなり順調のように見える。<br />
<br />
でも、ちょっと醒めたようなことを言うが、<br />
<br />
残念ながら、<strong><span style="color: #ff0000;">刀使ノ巫女は大ヒットアニメではない、</span></strong>と思う。<br />
<br />
「大ヒットアニメ」「人気作」「話題作」と呼ばれるアニメは、もっと他にある。<br />
<br />
かといって、幸いなことに<strong><span style="color: #ff0000;">大コケしたアニメでもない。</span></strong>大コケしていたら、「みにとじ」なんて予定になかった新作アニメは作られなかった。続編など作られることなく消えていくアニメは数知れない。<br />
<br />
大ヒットアニメでもなく、かといって、大コケしたアニメでもない。<br />
<br />
「みにとじ」のような次なる展開を続けられる状況にはあると思う。かといって、決して安泰ではなく、次の展開がうまくいく保証などないし、かといって何もやらなければ本当にコンテンツが終わってしまう。<br />
<br />
だが、これは<strong><span style="color: #ff0000;">決して悲観的な状況ではない。</span></strong>「1年もしたらよっぽど熱心なファン以外には忘れ去られる」のが普通だと思う。マンガやラノベの原作ものではなく、アニメオリジナルならなおさら、だ。「次の展開」がある方がまれである。<br />
<br />
だから<strong><span style="color: #ff0000;">「なんとか続けられている」という今の状況は、決して悪くはない。</span></strong><br />
<br />
とはいえ、悲観的になる必要は全くないが、楽観視できるわけでもなく、ちょっと気を抜けばもう終わり、となるかもしれない。<br />
<br />
それはスタッフも演者も、そしてファンもわかっていて、なんとか終わらせないようにと次の展開を続けるし、ファンはファンでなんとか終わらせないようにと盛り上げる。<br />
<br />
アニメが当たることを「ヒット」とはよく言ったもので、こういったアニメのコンテンツ展開は野球によく似てる。<br />
<br />
アニメを放送するというのは、打席に立つようなものだ。うまくヒットすれば一塁に進めるが、一塁に進めるアニメはそう多くない。タッチアウトになったり、三振に終わってしまったり、文字通りずっこけてしまったり。<br />
<br />
さらに、アニメが打席に立つたびに何億というお金が飛んでいく。大コケ三振に終わって出塁できなかったら、売り上げが出せない。<br />
<br />
だから、打率の悪いアニメは、次の打席には出せない。<br />
<br />
大ヒットアニメというのは強打者、4番バッターのようなものだ。ヒットやホームランを出す力があるから、次の打席も回ってくる。<br />
<br />
マンガやラノベが原作で、「すでに人気がある」とわかっているアニメは、打率がわかっている状態であり、打席に立てばヒットやホームランが出るとわかっているので、安心して打席に立たせられるし、次の打席も回ってくる。<br />
<br />
一方、アニメオリジナル作品は打率が全く分からない。ヒットするかもしれないし、ホームランかもしれないし、三振かもしれない。そして、打席に立つたびに億の金が飛んでいく。万が一出塁できなかったら、取り戻せない。<br />
<br />
だから、多くのアニメ会社は１クールのアニメしか作らない。万が一打率が低くても、すぐに別のバッターが立てる。逆にもしもホームランが打てたら、次の打席をあげよう。<br />
<br />
リスク管理としてはそれでいいのかもしれない。アニメはアートで作ってるのではない、ビジネスだ。多くのスタッフが関わっている。お金にならなきゃ意味がない。金にならないアニメは打席に立たせられない。<br />
<br />
だが、1クールのアニメは、「出塁する」くらいでは残念ながらそこまで記憶に残らない。よほどのヒット作でないと、出塁したはいいものの、終わって半年もたつと忘れられ、次の打席が回ってこない。<br />
<br />
刀使ノ巫女1番人気のキャラクターである燕結芽は「覚えていてくれれば、それでいいんだよ」と言って息を引き取ったが、この<strong><span style="color: #ff0000;">「覚えていてくれれば」がなかなか難しい。</span></strong><br />
<br />
たぶん、刀使ノ巫女も1クール目、胎動編で終わっていたら、出塁しただけのアニメで終わっていたと思う。「いい最終回だったね」とは言われただろうけど、忘れ去られ、次の打席は回ってこなかっただろう。<br />
<br />
ところが、<span style="color: #ff0000;"><strong>刀使ノ巫女は近年珍しい2クールアニメだったのだ。</strong></span>これは野球に例えると、打率も足の速さも全く未知数なのに、「何があっても二塁まで走れ！」と指示を出すようなものだ。二塁まで走ればその分、倍のお金がかかる。<br />
<br />
「何があっても」である。途中でずっこけても泥だらけで走り続けなければならない。タッチアウトになっても、相手選手と審判を殴り倒して走らなければいけない。野球でそんなことしたら反則でみっともないことだが、みっともなくても最後まで走らなければいけない。<br />
<br />
刀使ノ巫女は1話切りされることで有名なアニメだ。<strong>「何が何でも二塁へ行く」と指示を受けて打席に立ったものの、まさかのピッチャーゴロだった。</strong><br />
<br />
かろうじて一塁に出塁するも、この時はまだ「よくあるアニメ」の域を出ず、このまま二塁に走っていいものかというところにいたと思う。<br />
<br />
それでも、二塁に走らなければいけない。おまけにとじとももある。アニメがコケればゲームもコケる。<br />
<br />
<strong>刀使ノ巫女の面白いところは、この2クール目で全然違う走り方をしたことだ。</strong>1クール目の内容を踏まえつつも、逃走劇の1クール目に対して、三つに分裂した大荒魂がそれぞれの目的で動き、戦いあうという全く違う展開が待っていた。<br />
<br />
この<strong>「1クール目をぶち壊すくらいの展開」</strong>というのが、2クールアニメで大切なことだと思う。1クールもので成功したアニメは数あるが、そういったアニメがもし2クールものだったとして、1クールと同じような展開だったら、ダメになると思う。1クールの内容を踏まえつつ、それをぶち壊すような展開が必要なのだ。<br />
<br />
特撮だと、例えば15話目くらいに2号ライダーとか追加戦士が登場する。それによってこれまで主人公と仲間たちが紡いでいた空気が一回ぶち壊される。「いまの雰囲気が好きだから、追加戦士来なくていいのに」という声を聴くこともある。<br />
<br />
だが、1年やるとなると、そういったことをしないと、続けていけないのだと思う。<br />
<br />
アニメも、半年やるとなれば、「1クール目の続きであって、続きじゃない」というぶち壊し方をしないといけないのだと思う。<br />
<br />
そういう意味では<strong>刀使ノ巫女は胎動編の内容を踏まえつつも波乱編でそれを壊し、結果、それがはまったのだと思う。</strong><br />
<br />
刀使ノ巫女は「最終回に向けた盛り上がりが熱い」「最終回後もファンの熱が冷めない」と言われている。最終回前、特に<strong>20話以降の展開は毎回、先が読めずまさかのバッドエンドもあり得るのではないか</strong>とひやひやさせた。<br />
<br />
一方で、半年かけて紡いできた友情、成長、そして親子の絆をきれいに、そして熱く、回収できた。半年かけた分、より熱いものとなった。ストーリー展開やバトルよりも、<strong>キャラクター同士のつながりや成長の方がこのアニメの魅力</strong>だと思う。<br />
<br />
「何が何でも二塁まで走れ！」との指示を受けて走り出した刀使ノ巫女だったが、<strong>半年たってみれば、気づいたら三塁まで走っちゃいました、</strong>というところまで来たんじゃないだろうか。<br />
<br />
じゃあ、もうちょっと走れるんじゃないか、ということで、<strong><span style="color: #ff0000;">とじらじというバッターがラジオという形で打席に立った。</span></strong>最終回後に始まった「終わったアニメの思い出を語るラジオ」だ。<br />
<br />
さらに<strong><span style="color: #ff0000;">舞台化という形</span></strong>で新たなバッターが打席に立つ。<strong><span style="color: #ff0000;">とじとも</span><span style="color: #ff0000;">の方はなかなか好調で、常に送りバントを出し続けている。</span></strong><br />
<br />
そして1月のみにとじ。5分アニメという短い時間で、クールも1クールしかなかったが、<strong><span style="color: #ff0000;">アニメとして生まれた刀使ノ巫女が再びアニメとしてつくられ、絵が動き、オリジナルの声優さんたちが声を当てる、というのはかなり大きかった。</span></strong>1話賞味3分程度が10話しかないのに、<strong>総勢19人ものキャラクターが登場し、刀使ノ巫女の世界が再びアニメとしてよみがえった。</strong>終わったアニメの思い出話をするために始まったとじらじで、新作アニメの裏話が語られるようになった。そして、今度は小説版が控えている。<br />
<br />
もう一度言う。<strong>刀使ノ巫女は残念ながら、大ヒットアニメではない。</strong>打席に立てば必ずホームランを飛ばし、がっぽり稼ぐタイプのアニメではない。<br />
<br />
華々しさはなく、地道に地道に打席に立ち、コツコツとヒットを打ち、一つずつ塁を進めていく。また、次の打席にバッターを立たせるために。<br />
<br />
終わらせないために、続けていくために、コツコツと打席に立ち、コツコツとヒットを打つ。<br />
<br />
<span style="color: #ff0000;"><strong>ファンもそれがわかっているから、なんとか次の打席に立たせようと盛り上げる。</strong></span><br />
<br />
大ヒットアニメはさながら、全国から観光客が押し寄せるイベントのようなものだ。黙ってても客は来るし、黙ってても盛り上がるから、運営は実行委員に任せ、お客さん気分で楽しめばいい。<br />
<br />
ところが、刀使ノ巫女のようなアニメは地元のお祭りみたいなもので、黙ってたら観光客なんて来ないから、お客さん自ら一緒になって神輿をわっしょいわっしょい担いで街を練り歩き、盛り上げなければいけない。<br />
<br />
なぜなら、ただただそのお祭りが好きだから。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">ただただそのアニメが好きだから。</span></strong>終わってほしくないから。なるべく長く続いてほしいから。だから、制作側は打席に立ち続けるし、ファンは神輿を担ぎ続ける。<br />
<br />
刀使ノ巫女は残念ながら、大ヒットアニメではない。人気作でも、話題作でもないと思う。<br />
<br />
ただ、<strong><span style="color: #ff0000;">愛されてるアニメ</span></strong>だと思う。ファンからも、演者からも、制作側からも、関わる全ての人から愛されているアニメだと思う。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">「愛されている」。それだけでいいじゃないか。</span></strong><br />
<br />
現代社会では「数字」が大きな影響力を持つ。視聴率、円盤の売り上げ、フォロワー数、ツイート数と、数字が何かと取り上げられ、数字で評価される。人気や話題は数字で評価される。<br />
<br />
だが、<strong><span style="color: #ff0000;">「愛されている」という、数字には魅力をなかなか表せないアニメは、とても面白い存在だと思う。</span></strong>数字には表れないからこそ、その熱量を肌感覚で感じないと、なかなか理解してもらえないだろう。わかりづらいだろう。なんでも数字で評価される時代に、「愛されている」という数字では表れない魅力を備えたアニメが、どう展開していけるのか、どこまで行けるのか。それもまた面白いではないか。その切っ先がどのような未来を切り開くのか。燈火を信じて走り続けた先に何が待っているのか。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">何にもいらないから、続けていてくれれば、それでいいんだよ。</span></strong>]]></content:encoded>
    <dc:subject>アニメ</dc:subject>
    <dc:date>2019-05-13T21:17:26+09:00</dc:date>
    <dc:creator>自由堂ノック</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>自由堂ノック</dc:rights>
  </item>
  <item rdf:about="https://knock88.blog.shinobi.jp/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%81%E5%95%86%E6%B3%95/%E5%8F%8B%E4%BA%BA%E3%81%8B%E3%82%89%E6%80%AA%E3%81%97%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8B%E7%A0%94%E4%BF%AE%E3%81%AB%E5%8B%A7%E8%AA%98%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88">
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    <title>友人から怪しすぎる研修に勧誘されたレポート</title>
    <description>ある日の夜、友人から電話がかかってきた。
その友人から連絡が来るのは、実に2年ぶりだ。
その友人とは、以前、僕をマルチ商法のセミナーに、マルチであることを隠して誘ってきた友人である。
怪しいマルチ商法のセミナーに連れ込まれて、無事生還した話

その後、一回花見の誘いがあったっきり、2年間音沙汰がなか...</description>
    <content:encoded><![CDATA[<div>ある日の夜、友人から電話がかかってきた。</div>
<div>その友人から連絡が来るのは、実に2年ぶりだ。</div>
<div>その友人とは、以前、<span style="color: #ff0000;"><strong>僕をマルチ商法のセミナーに、マルチであることを隠して誘ってきた友人</strong></span>である。</div>
<a href="http://knock88.blog.shinobi.jp/%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/%E6%80%AA%E3%81%97%E3%81%84%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%81%E5%95%86%E6%B3%95%E3%81%AE%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%AB%E9%80%A3%E3%82%8C%E8%BE%BC%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%80%81%E7%84%A1%E4%BA%8B%E7%94%9F%E9%82%84%E3%81%97%E3%81%9F%E8%A9%B1" title="">怪しいマルチ商法のセミナーに連れ込まれて、無事生還した話</a><br />
<br />
その後、一回花見の誘いがあったっきり、2年間音沙汰がなかったのだが、突然電話が来たのだ。<br />
<br />
またマルチ商法の勧誘か？ といぶかしみながら電話を取る僕。<br />
<br />
2年ぶりに連絡してきた友人は久しぶりに連絡したくなったといい、自分の近況を告げた後、僕の近況を聞いてきた。<br />
<br />
最近、仕事はどうだと聞かれて、最近仕事が減ってきた、と答える僕。<br />
<br />
まあ、ここまでは普通のやり取りだった。<br />
<br />
最初に違和感を感じたのは、<strong><span style="color: #ff0000;">「最近、体調はどうですか？」</span></strong>と聞かれた時だった。<br />
<br />
体調？<br />
<br />
え、なんて僕、電話口で健康チェックされてるの？<br />
<br />
続いて、またしても仕事の話を聞かれる。<br />
<br />
&hellip;&hellip;なんか一方的にいろいろ質問されてる気がする。<br />
<br />
おいおい、これはいったい、なんのアンケートだ？<br />
<br />
と警戒レベルを引き上げる僕。<br />
<br />
やがて話は再び友人の近況に戻り、友人は以前に勧誘してきたマルチ商法をやめたとのこと。<br />
<br />
そりゃぁそうだろう。あれ、儲からないよ。そして、君はああいう詐欺まがいの商法に向いてないよ。<br />
<br />
そして、首をかしげる。<br />
<br />
もうマルチをやっていないのなら、<br />
<br />
さっきのアンケートは何？<br />
<br />
「最近、体調はどうですか？」はどう考えても「世間話」では片づけられなかった。<br />
<br />
しかし、しばらく話した後、友人は電話を切ってしまう。<br />
<br />
&hellip;&hellip;なんだったんだ？<br />
<br />
「本当に懐かしくなって電話をしてきた」とも考えたが、やっぱり「体調どうですか」が引っかかる。<br />
<br />
すると、10分ほどして、再びその友人から電話が来た。<br />
<br />
今度は開口一番<strong><span style="color: #ff0000;">「実は最近、ある研修を受けているんですけど、ノックさん、興味ありませんか？」</span></strong><br />
<br />
「研修」と聞いて警戒レベルをマックスレベルに引き上げる一方、「やっと本題に入ったか」と少し安心した自分がいた。これでアンケートの謎もある程度解けた。一方で、「おいおい友よ、今度は何に騙されてるんだ？」と友を心配する。<br />
<br />
なんの研修か説明することなく、研修に興味はないかと進める友人。おそらく、なんの研修か説明したら速攻で断られる類のものなのだろう。<br />
<br />
研修なんて興味はないよと答えると、「研修に興味はないのはなぜですか？」<br />
<br />
そこで少しムッとする僕。<br />
<br />
「研修に興味がない理由を、なぜ今僕がここで分析しなければいけないんですか？」<br />
<br />
興味がないものは興味がない。その理由を分析するのは、なかなかめんどくさい。自分の内面と向き合う必要があり、ある程度の集中力を要する。<br />
<br />
なぜ、今、僕がここでその理由を分析しなければいけないのか。めんどくさい。<br />
<br />
しかし友人は「そうなんですね。でも、そういう風に考えられるって、すごいですね」<br />
<br />
やがて話は再び仕事の話へ。最初の電話で正直に「最近仕事が減っている」と話したことで話のとっかかりを与えたらしく、「今よりもっと稼ぎたいと思いませんか？」と友人。<br />
<br />
ああ、これ、<strong><span style="color: #ff0000;">マインドコントロールの典型的な手法</span></strong>だなぁ、と思うけど口には出さない僕。<br />
<br />
そのうち話は「今の仕事にやりがいがあるか」といった話題に。<br />
<br />
僕は自分のライターという仕事に何のこだわりもないので、「別にやりがいとかいらない」と回答。<br />
<br />
するとそこを突っ込んで聞かれたので、「仕事以外の場でやりたい事が出来ているので、ことさら仕事にやりがいは求めない」と答えた。<br />
<br />
すると友人は「仕事以外でできてる『やりたいこと』って何ですか？」と聞いてきた。<br />
<br />
これまで、超正直に答えてきた僕だが、この質問に答えるのは躊躇した。この質問の答えは僕の内面にかかわるものであり、他人に簡単に話したくはなかった。それに、さっきのアンケートの問題もある。これ以上自分に関する情報を与えたら、何か不利益になるかもしれない。<br />
<br />
さて、どうしたものかと考えて、「言いたくないです」と答えた。<br />
<br />
言いたくないのは本当だし、「言いたくない」と言えば、相手もそれ以上突っ込んでは来るまい。<br />
<br />
だから友人が「言いたくないのはなぜですか？」と質問してきた時は本当に驚いた。<br />
<br />
ふつう、そこ聞く!? 「言いたくない」っつったら普通は「なんかまずいこと聞いちゃったかな」とブレーキをかけるはず。そこでアクセル踏み込む!?<br />
<br />
そもそも、「言いたくない」って答えるとき、言いたくない理由そのものが一番言いたくないことである可能性が高い。なのに、聞く!? 「言いたくない理由」を答えたら、「言いたくないこと」を答えたも同然な気がする。<br />
<br />
「『言いたくない理由も言いたくない』とは考えなかったんですか？」<br />
<br />
「そうなんですか？」<br />
<br />
「いや、『言いたくない』と言ったときは、その理由も含めて『言いたくない』と考えるのは、常識だと思いますよ」<br />
<br />
「そうなんですか。でも、そういうこと考えられるって、ノックさん、すごいですね」<br />
<br />
ここで再び違和感を感じる僕。<br />
<br />
さっきから、少し突き放すような答え方をしてしまったと反省していた。<br />
<br />
にもかかわらず、友人は文句の一つも言わない。「そういう言い方ってないんじゃないですか」ぐらい言ってもいいと思う。<br />
<br />
それどころか、何を言っても僕への誉め言葉につながる。ちょっと突き放すような言い方だったとしても。<br />
<br />
そういった問答が30分ほど続いた。あの手この手で研修に話をつなげようとする友人と、なるべく正直に答えつつも必要以上に情報を与えないように注意し、研修の話になるときっぱりと断る僕。<br />
<br />
段々とわかってきた。<br />
<br />
おそらく、<strong><span style="color: #ff0000;">友人の手元には勧誘のためのマニュアルがあるとみて間違いない。</span></strong><br />
<br />
最初の電話もそのマニュアルに沿って世間話をしていたのだろう。一度電話を切ってかけなおしたのも、マニュアルに準じてのことだろう。<br />
<br />
そして、そのマニュアルにはこう書いてあるに違いない。<strong>「仕事の話や体調の話をして、世間話で相手の心をほぐしましょう」</strong>。<br />
<br />
だから、友人は「体調はどうですか?」などというおかしな質問をしたに違いない。「体調」という言葉がマニュアルに書いてあって、そのまま読んだのだろう。<br />
<br />
そして、そのマニュアルには<strong>勧誘フローチャート</strong>のようなものがあるはずだ。話の中から相手の悩みなどを引き出して、<strong>「こういうタイプの人にはこういう風に攻める」</strong>と書いてあるのだろう。僕の「仕事が減っている」という話をとっかかりに、<strong>「仕事に悩んでいる人には、仕事のやりがいの面から篭絡していきましょう」</strong>とでも書いてあるのだろう。<br />
<br />
さらに、そのマニュアルには<strong>「相手をほめちぎりましょう」</strong>と書いてあるに違いない。おだてられれば一般的には悪い気はしない。いい気分になる。結果、勧誘しやすくなる。だから、何を言っても、言った本人が反省するくらいちょっと失礼な返し方をしても、必ず誉め言葉につながる。<br />
<br />
「それにしても、いったい彼はいつまで電話しているつもりなんだろう?」とイライラし始めた時、突然彼が「もう、つべこべ言わずに、研修に来ちゃいなよ！」<br />
<br />
&hellip;&hellip;マニュアルにそう書いてあるんだな！ <strong>「通常の勧誘方法が通じない相手には、真正面から研修に来るように誘いましょう」</strong>とでも書いてあるんだな！ その証拠に友よ、少し笑ってるぞ。君自身、「これはちょっとないわ」と思ってるんだろ？<br />
<br />
「絶対に嫌です」ときっぱりと断る僕。<br />
<br />
その後も数分、やり取りが続く。すると友人が<br />
<br />
「もしあれだったら、もう電話切ってしまっていいので&hellip;&hellip;」<br />
<br />
その言葉が出た瞬間にこれ幸いと電話を切る僕。<br />
<br />
友よ、きっと君は「こいつ、ほんとに切りやがった！」と思ったに違いない。<br />
<br />
我ながら、ちょっとひどい対応だったな、と思う。少し反省している。<br />
<br />
だが、友よ、わかってほしい。僕も少しイラついていたんだ。<br />
<br />
なぜ、イラついていたのかだが、友よ、<br />
<br />
僕は君に言いたいことが3つある。<br />
<br />
一つ、君は電話の一番最初に、致命的なミスを犯している。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">君は一度も「今、電話、大丈夫ですか？」と聞かなかったね。</span></strong><br />
<br />
僕がイラついていた最大の理由が、これなんだ。「こいつ、確認もしてないのに、僕が今、電話できると思い込んでやがる」、これなんだ。<br />
<br />
突然電話してきた君に、僕が今、長電話ができる状態かどうかわかるすべはなかったはずだ。<br />
<br />
食事中だったかもしれない。電車の中や運転中かもしれない。家族とテレビを見ていたかもしれない。<br />
<br />
なのに君は、僕が電話できる状況か確かめず、一方的に話し続けた。<br />
<br />
僕が電話に出たうえ、特に何も言わなかったことから、「僕は今、電話をしても大丈夫」と判断したのかもしれない。<br />
<br />
実際、僕はその時、電話に出て大丈夫な状態だった。<br />
<br />
だが、だからと言って、「今、大丈夫」と確認しなくていい、なんてことは断じてない。<br />
<br />
<strong>「今、電話大丈夫？」は、電話を掛けたものが自分から切り出さなければいけない、礼儀だ。</strong>自分の好きなタイミングで見れるメールと違い、電話は相手の都合を確かめなければいけない。簡単な電話ならまだしも、長々と話すならなおさら。<br />
<br />
ただ、友よ、僕は別に、君を責めているわけではない。<br />
<br />
僕が責めているのは、君の手元にあるであろうマニュアルのほうだ。<br />
<br />
君が「電話、大丈夫？」と言わなかったのは、君に常識が欠けていたからではない。<strong>マニュアルに「今、電話大丈夫？と聞きましょう」という言葉が欠けていたからだ。</strong><br />
<br />
人を勧誘するのであれば、相手を不快な思いにさせる要因はなるべく排除するべきだ。<br />
<br />
そして、もし相手が電話できない状態にもかかわらず、そのことを確認せずに一方的に長々と話せば、<br />
<br />
相手は確実に不愉快に思う。それは、人を勧誘するうえで、致命的なミスである。<br />
<br />
勧誘マニュアルなのにそのことが抜けている。それだけで、マニュアルとしてはかなり減点ものだ。<br />
<br />
二つ。君のマニュアルには「何を言われても誉め言葉で返しましょう」と書かれていたはずだ。一般的に、人は褒められれば気持ちがよくなり、相手に心を許す。勧誘しやすくなる。<br />
<br />
&hellip;&hellip;一般的には。<br />
<br />
だが、<span style="color: #ff0000;"><strong>世の中には、誉め言葉を簡単には信じない人間がいる。</strong></span><br />
<br />
僕がそうだ。<br />
<br />
誉め言葉に強いのではない。誉め言葉を簡単には信じない。褒められても「どうせお世辞だろ」と受け流す。<br />
<br />
特に、<strong><span style="color: #ff0000;">利害関係が生じる相手からの誉め言葉は、そう簡単には信じない。</span></strong><br />
<br />
そういう人間にいくら誉め言葉を積み重ねてもあまり効果はない。むしろ、<strong>過剰な誉め言葉は違和感を生んでしまう。</strong><br />
<br />
これもまた、マニュアル側の問題だ。「誉め言葉が通用しない人間がいる」ということを考慮していない、マニュアルの欠陥である。<br />
<br />
三つ。友よ、君は実に30分近く勧誘の電話をし続けた。<br />
<br />
だが、ちょっとでも僕に対して、手ごたえを感じたかい？<br />
<br />
僕は一貫して、研修の話になれば「絶対に嫌です」と答えたはずだ。<br />
<br />
この「絶対に」に、自分の意志の固さを込めている。君はそれに気づくべきだった。<br />
<br />
そして、早々に電話を切り上げるべきだった。<br />
<br />
なぜなら、30分も勧誘し続けて、時間を無駄にしたのは、<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">ほかでもない君自身</span></strong>だからだ。<br />
<br />
僕は途中から「これ、ネタに使えるな」と思って聞いていた。そして今、この記事を書いている。あの30分は無駄ではなかった。<br />
<br />
だが、君にとって、あの30分は無駄ではなかったか？ 30分勧誘し続けて、結局無駄に終わるのなら、早々に切り上げて別のカモに電話をするべきだった。<br />
<br />
これも、マニュアル側の問題だ。<br />
<br />
君の持っているマニュアルは「どんな手を使っても必ず相手を研修に参加させる」という前提で書かれているのだろう。<br />
<br />
僕もピースボートでポスター張りをしていた時、「断られてからが本当の交渉」と言われた。<br />
<br />
だが、それは、<strong>ある程度の話術がある人の話</strong>だ。<br />
<br />
僕は、話術がないから、断られたら早々に切り上げた。<br />
<br />
下手に居座っても、むしろトラブルのもととなるからだ。<br />
<br />
何かを勧誘したり頼んだりするとき、相手の反応は〇か✖の二択だ。<br />
<br />
しかし、<strong>✖にもいろいろあって、「△に近い✖」と、「完全な✖」の二種類に分かれる。</strong><br />
<br />
「△に近い✖」ならば、相手がちゅうちょしている理由を探り、それを取り除けばいい。<br />
<br />
だが、<strong><span style="color: #ff0000;">「完全な✖」をこじ開けるには、かなりの話術がいる。</span></strong><br />
<br />
そして、<strong><span style="color: #ff0000;">話術がない人間は、「△に近い✖」か「完全な✖」かを、最初のやり取りで判断して、「完全な✖」だったらさっさと退散して、ほかの人をあたったほうがいい。</span></strong><br />
<br />
そのことが書いていない。話術にかかわらず、「とにかくごり押せ」の一辺倒。それもまた、そのマニュアルの欠陥なのだ。<br />
<br />
友よ、結局君は、その研修がなんの研修だったか、最後まで言わなかった。<br />
<br />
なんの研修だかわからないが、君とのやり取りから、マニュアルを作った人間は<strong><span style="color: #ff0000;">「自分の要求だけを一方的にゴリ押しして、必ず相手を従わせる」</span></strong>という思考の持ち主であることが透けて見える。<br />
<br />
そんな奴の主催する研修なんて、推して知るべしである。<br />
<br />
さらに、その研修はかなりクオリティが低い。「勧誘なのに、相手を不快にしてしまう」、「誉め言葉が通用しない人間に対処できない」、「『あきらめて別をあたる』という勧誘手法を知らない」。<br />
<br />
このような勧誘マニュアルの欠陥を見るだけで、研修のレベルも推して知るべしである。<br />
<br />
何なら僕が、「上手な勧誘の仕方・基礎編」の研修をしてあげたっていいんだぜ？]]></content:encoded>
    <dc:subject>マルチ商法</dc:subject>
    <dc:date>2019-02-18T01:45:46+09:00</dc:date>
    <dc:creator>自由堂ノック</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>自由堂ノック</dc:rights>
  </item>
  <item rdf:about="https://knock88.blog.shinobi.jp/%E8%A3%81%E5%88%A4%E5%82%8D%E8%81%B4/%E3%82%B5%E3%83%89%E3%83%AB%E3%81%AF%E5%87%B6%E5%99%A8">
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    <title>サドルは凶器</title>
    <description>最近、煽り運転などによる、交通関係のトラブルの報道が相次ぐ。

交通事故に巻き込まれて、道路上で思わずカッとなってしまうこともあるかもしれない。

許されないことだが、かっとなった勢いで、相手を殴ってしまうこともあるかもしれない。

絶対に許されないことだが、その場にあったものを手に取って殴ってしま...</description>
    <content:encoded><![CDATA[最近、煽り運転などによる、交通関係のトラブルの報道が相次ぐ。<br />
<br />
交通事故に巻き込まれて、道路上で思わずカッとなってしまうこともあるかもしれない。<br />
<br />
許されないことだが、かっとなった勢いで、相手を殴ってしまうこともあるかもしれない。<br />
<br />
絶対に許されないことだが、その場にあったものを手に取って殴ってしまうこともあるかもしれない。<br />
<br />
百歩譲って、自分がそういう状況になってしまったとして、あなたは自転車のサドルを引っこ抜いて、人を殴る可能性はありますか？<br />
<br />
<br />
今回の事件は、<strong><span style="color: #ff0000;">AさんがBさんを殴って、出血するほどのけがをさせてしまった</span></strong>というものだった。<br />
<br />
事の発端は、自転車同士の交通事故だった。<br />
<br />
BさんがAさんにぶつかってしまったのだ。<br />
<br />
ややこしいのだが、<strong><span style="color: #ff0000;">暴行事件ではAさんが加害者だが、交通事故ではBさんが加害者</span></strong>なのだ。<br />
<br />
Bさんは交通事故を起こしてしまったということで、その場で警察に通報した。<br />
<br />
ところが、かっとなってしまったAさんが、Bさんが電話している間に暴力を振るい、Bさんは出血するほどの大けがを負ってしまった。<br />
<br />
解せない事件だ。<br />
<br />
交通事故に関しては、Bさんが悪い。それは検察側もはっきりと認めている。<br />
<br />
自転車でぶつけられて、怒るのもわからなくはない。<br />
<br />
だからと言って、Bさんは警察に通報している真っ最中だったのだ。<br />
<br />
<span style="color: #ff0000;"><strong>これからここに警察官が来るとわかっているのに、どうしてわざわざ事件を起こす？</strong></span> 何もしなければAさんは「交通事故の被害者」で済んだのに。<br />
<br />
そして、この際、<strong>Aさんが使った凶器こそが、自転車のサドルだった</strong>のである。<br />
<br />
&hellip;&hellip;なぜ、自転車のサドル？<br />
<br />
サドルってそんな簡単に引っこ抜けるものだったっけ？<br />
<br />
試しに、自分の自転車のサドルを引っこ抜いて見ようと思ったのだが、<br />
<br />
<strong>どうやったらサドルが引っこ抜けるのかわからない。</strong><br />
<br />
力任せに引っ張ってみても、サドルどころか後輪が一緒に持ち上がる。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">サドルは、そんな簡単に引っこ抜けない。</span></strong><br />
<br />
よしんばAさんのサドルがきちんと固定されていない状態だったとして、<br />
<br />
その自転車は乗り心地がよいのか？<br />
<br />
よしんばサドルが引っこ抜けるとして、そのまま自転車に乗っても気にならないとして、<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff0000;">カッとなった時に、サドルを引っこ抜いて殴ろうだなんて、思うだろうか。</span></strong>]]></content:encoded>
    <dc:subject>裁判傍聴</dc:subject>
    <dc:date>2019-02-06T19:43:11+09:00</dc:date>
    <dc:creator>自由堂ノック</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>自由堂ノック</dc:rights>
  </item>
  <item rdf:about="https://knock88.blog.shinobi.jp/%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1/%E7%9A%90%E6%9C%88%E5%A4%9C%E8%A6%8B%E3%81%AF%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F-%E5%88%80%E4%BD%BF%E3%83%8E%E5%B7%AB%E5%A5%B3%E5%AD%A6%E4%BC%9A-">
    <link>https://knock88.blog.shinobi.jp/%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1/%E7%9A%90%E6%9C%88%E5%A4%9C%E8%A6%8B%E3%81%AF%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F-%E5%88%80%E4%BD%BF%E3%83%8E%E5%B7%AB%E5%A5%B3%E5%AD%A6%E4%BC%9A-</link>
    <title>皐月夜見は幸せだったのか？(刀使ノ巫女学会)</title>
    <description> 
今日は12月24日である。アニメ「刀使ノ巫女」の登場人物、皐月夜見の誕生日であり、命日でもある。

刀使ノ巫女には魅力的なキャラクターが数多く登場するが、夜見ほど考察のしがいがあるキャラクターはいない。

なにせ彼女は語らない。なにせ彼女は笑わない。夜見が何を考えているのか、何を感じているのか、...</description>
    <content:encoded><![CDATA[<a target="_blank" href="//knock88.blog.shinobi.jp/File/c1d3c4ed.jpeg" title=""><img src="//knock88.blog.shinobi.jp/Img/1545646515/" alt="" /></a> <br />
今日は12月24日である。アニメ「刀使ノ巫女」の登場人物、皐月夜見の誕生日であり、命日でもある。<br />
<br />
刀使ノ巫女には魅力的なキャラクターが数多く登場するが、<strong><span style="color: #ff0000;">夜見ほど考察のしがいがあるキャラクターはいない。</span></strong><br />
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なにせ彼女は語らない。なにせ彼女は笑わない。夜見が何を考えているのか、何を感じているのか、セリフや表情から読み取るのがかなり難しいのだ。<br />
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ところが、序盤の糸見沙耶香のように無感情、空っぽなのかというとそうではない。夜見は夜見の確固たる意志のもと行動している。<br />
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ところが、<strong><span style="color: #ff0000;">その確固たる意志がなんなのかわからない。</span></strong><br />
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ここで、<strong>皐月夜見というキャラクターについて改めて考えてみよう。</strong><br />
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折神家親衛隊第三席。ウィキペディアによると年齢は「満15歳没」と書いている(泣ける表記だわ)。<br />
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秋田県出身。鎌府女学院出身。御刀は「水神切兼光」。流派は、死闘に動じず捨て身で敵を打つ「深甚流」。<br />
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実は、<strong>夜見は刀使としての実力はさほど高くないと言われている。</strong>ではなぜ彼女が親衛隊に抜擢されたのかというと、<strong>荒魂との親和性の高さ</strong>だ。体内より放出した荒魂による索敵や攻撃を得意としている。初期設定の段階で『荒魂使い』という役割を担うキャラクターだった。<br />
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胎動編では親衛隊の一人として可奈美たちの前に立ちふさがるが、波乱編では真希と寿々花が可奈美たちと行動を共にするのに対し、夜見は高津学長やタギツヒメとともに行動し、<strong>刀使の中で唯一、自分の意志で歪んだ道を突き進んでいく。</strong><br />
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なにが彼女を突き進めるのか。なんのために？ だれのために？ 一切語ることなく夜見の物語は進んでいく。わかるのは、<strong>夜見は無表情だが無感情ではない、確固たる意志のもと動いていること</strong>だけ。<br />
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夜見の目的が明かされたのは、第22話だった。自身を散々虐げてきた高津学長を助けに現れた夜見。だが、<strong>夜見の体はすでに荒魂に侵食され、その命の灯火は消えかける寸前だった。</strong><br />
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高津学長を助けた夜見は、学長から「お勤めご苦労様でした、夜見&hellip;」の言葉を聞くと、満足そうに微笑み、息を引き取ったのだった&hellip;&hellip;。<br />
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元々、夜見は刀使としての才能に恵まれない、落ちこぼれだった。その夜見の荒魂への親和性に目を付け、実験台として抜擢したのが高津学長だった。<br />
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そうか、すべては高津学長のためだったのか&hellip;&hellip;。<br />
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と最近まで僕は思っていた。「夜見ちゃんは高津学長のために行動しているんだ&hellip;&hellip;。高津学長に報いることが夜見ちゃんにとっての幸せだったんだ&hellip;&hellip;」と。<br />
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&hellip;&hellip;本当にそうなのだろうか。<br />
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<h2>夜見にとっての最優先事項は、高津学長ではない？</h2>
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もちろん、夜見は高津学長のために行動している。どんなに虐げられても「あの方の御為に」行動している。<br />
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でも、なぜ？<br />
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なぜ、あんなヒステリックおばさんのために？<br />
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結論から言うと、<strong><span style="color: #ff0000;">夜見にとって高津学長は大事な存在ではあるが、最優先事項ではなかったのではないか。夜見にとって、もっと大事なことがあったのではないか。</span></strong><br />
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そう考えるようになったきっかけが、夜見が結芽の墓参りをするシーンだった。<br />
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そこで夜見は「燕さんは幸せだったと思います」と語っている。早逝したことに対する無念はあれど、<strong>結芽は舞台に上がり、思うようにやれた</strong>のだから、と。<br />
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この言葉は、裏を返せば、<strong>夜見にとっての幸せは、「舞台に上がること」</strong>であることを示唆しているようにも思えるのだ。<br />
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<strong>夜見にとっての幸せは「高津学長に報いること」ではなく、「舞台に上がること」なのではないか。</strong><br />
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落ちこぼれだった夜見にとって、刀使として「舞台に上がること」すらつかめぬ夢だった。<br />
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しかし、<strong>荒魂の人体投与技術が確立したことにより、夜見は刀使としての舞台に上がることができた。</strong><br />
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だれがその技術を確立したと思う？<br />
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<strong><span style="color: #ff0000;">そう、偉大なる高津学長！<br />
<a target="_blank" href="//knock88.blog.shinobi.jp/File/7b5ab40b.jpeg" title=""><img src="//knock88.blog.shinobi.jp/Img/1545647503/" alt="" /></a> </span></strong><br />
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そして、誰が夜見を実験台に抜擢したと思う？<br />
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<strong><span style="color: #ff0000;">そう、偉大なる高津学長！<br />
<a target="_blank" href="//knock88.blog.shinobi.jp/File/7b5ab40b.jpeg" title=""><img src="//knock88.blog.shinobi.jp/Img/1545647503/" alt="" /></a> </span></strong><br />
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<span style="color: #ff0000;"><strong>夜見にとっての幸せは、最優先事項は「舞台に上がること」であって、高津学長の存在はあくまでも「そのきっかけをくれた人」なのではないか。</strong></span><br />
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この「舞台に上がることが夜見の幸せ」というのが、夜見を理解する上でのキーワードなのではないか。<br />
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<h2>なぜ、高津学長でなければいけないのか</h2>
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「舞台に上がることが夜見の幸せである」、この前提のもと、夜見のセリフをもう一度見直していこう。<br />
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鎌倉での決戦の夜、高津学長のもとを離れた沙耶香と対峙した夜見は、「あなたはなぜ&hellip;&hellip;」と沙耶香の行動が理解できないかのようなセリフを残している。<br />
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たぶん、「あなたはなぜ、高津学長の恩に報いないのか」と言いたかったのだろう。沙耶香があれだけ高津学長から目をかけられていればなおさらである。<br />
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だが、<strong><span style="color: #ff0000;">夜見と沙耶香では決定的に立場が違う。</span></strong><br />
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沙耶香は天才と言われた刀使である。高津学長のもとで刀使として力をつけ、任務をこなしてはいたが、たぶん、<strong>伍箇伝のどこに入学していても、沙耶香はその才能を発揮していただろう。</strong><br />
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沙耶香はおそらく高津学長に対して、完全に敵とはみなせない複雑な感情を抱いているように見える。なんだかんだ育ててもらった感謝は感じているのだろう。<br />
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だが、<strong><span style="color: #ff0000;">沙耶香の感謝と夜見の恩義では、レベルが違う。</span></strong><br />
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夜見は刀使としての才能には恵まれず、荒魂の力を得ることでようやく舞台に上がれた。<br />
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その荒魂投与に技術を確立し、夜見を抜擢したのは、<br />
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<span style="color: #ff0000;"><strong>そう、偉大なる高津学長！<br />
<a target="_blank" href="//knock88.blog.shinobi.jp/File/7b5ab40b.jpeg" title=""><img src="//knock88.blog.shinobi.jp/Img/1545647503/" alt="" /></a> </strong></span><br />
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沙耶香にとっては、舞台に上がるきっかけは必ずしも高津学長でなくてもよかった。たまたま鎌府に入学したから、それが高津学長だったというだけである。<br />
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だが、<strong><span style="color: #ff0000;">夜見にとっては、舞台へ上がるきっかけは高津学長以外ありえないのだ。</span></strong>ほかの学長はそんな違法技術持ってないし、相楽学長が技術を持っていても人体投与に踏み切れなかったのは作中見ての通り。たぶん、相楽学長は結芽のように延命目的じゃないと、自ら積極的な人体投与はできなかったのだろう。それを見越しての夜見の、第17話ラストのあの行動なのかもしれない。<br />
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<h2>夜見と真希はわかりあえない</h2>
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第18話で夜見と対峙した真希・寿々花夫婦は、紫が健在であることを夜見に告げ、<strong>高津学長の言いなりになることなどない、ともにまた紫に忠を尽くそう</strong>と呼びかける。<br />
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そこで夜見は初めて二人に笑顔を見せる。その理由が<strong>「獅童さんも此花さんも、何もわかっていないから」</strong>。<br />
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<strong>夜見にとって忠を尽くす相手は紫ではなく高津学長</strong>であり、夜見はけっして言いなりになっているのではなく、<strong>自らの確固たる意志で高津学長に付いている。</strong>親衛隊として同じ時を過ごしながら、この二人は何もわかっていない、という皮肉や自嘲を込めた笑みである。<br />
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と同時に、<strong>「この二人は何もわかっていない」というのは、夜見がずっと感じていたことなのではないか。</strong><br />
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真希は御前試合二連覇、寿々花は準優勝と、この二人は夜見と違い「実力で舞台に上がれる人たち」である。<br />
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実力で舞台に上がった二人と、まっとうなやり方では舞台に上がれなかった夜見。共に過ごすことでどうしても夜見は真希・寿々花との間の断絶を感じてしまっていたのではないか。<br />
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そう考えると、結芽の方が夜見としては近しいものを感じていただろう。結芽は才能にこそ恵まれたものの、病魔に侵され、荒魂で体をごまかさないと舞台に上がることができなかった。まっとうなやり方では舞台に上がれなかったのである。<br />
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実際、<strong>真希と夜見では結芽に対する評価がまるで違う。</strong>第19話で真希が夜見に「結芽は幸せだったと思うか」と問いかけ、夜見がはいと答えたのを聞き、「やはり僕たちの進む道は違ってしまったようだ」と答えている。<br />
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<strong>真希にとっての結芽は悲劇だ。</strong>才能に恵まれながらも病魔に侵され、12歳の若さでこの世を去った。これを悲劇と呼ばずして何と呼ぶ。<br />
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だが、夜見にとってはさっき書いたとおり、早逝だろうが何だろうが、<strong>舞台に上がれた結芽は幸せだった</strong>のだ。<br />
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<strong><span style="color: #ff0000;">この結芽に対する評価の違いが、真希と夜見の大きな断絶を物語っていて、きっと夜見は、ずっと前からこの断絶を感じていたのではないか。<br />
</span></strong><br />

<h2>どうなんでしょう&hellip;&hellip;。</h2>
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この問答の直後、寿々花が夜見に対し、「あなたは今、幸せ？」と問いかけている。<br />
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それに対しての夜見の答えは「どうなんでしょう&hellip;&hellip;」。<br />
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このセリフ、とてもあいまいなセリフのため、<strong>いろいろな解釈ができる言葉</strong>だと思う。以前、とじらじで夜見役の渕上舞さんがとても興味深い解釈をしていた。<br />
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一方、僕のこのセリフに対する解釈はこうだ。<br />
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夜見にとっての幸せとは、やっぱり舞台に上がることである。<br />
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そして現状、彼女は刀使としての舞台に上がっている。<br />
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だが、<strong>その舞台への上がり方は「荒魂を注入する」という、歪んだやり方だった。</strong><br />
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そして今なお、<strong>舞台に上がらせてくれた高津学長への恩に報いるため、歪んだ道を進んでいる。</strong><br />
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「舞台に上がる」という目的は叶った。そういう意味では幸せである。<br />
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だが、そのやり方は歪んだものだった。決して褒められるようなプロセスではない。<br />
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だから「どうなんでしょう&hellip;&hellip;」。<strong><span style="color: #ff0000;">目的は達成したものの、罪の意識もあったのかもしれない。</span></strong><br />
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実際、夜見は自分の行動がゆがんでいると自覚している。第20話で相楽学長に対し、「どんなに醜く歪んでいてもこの道を選んだのは私たち自身。誰に裁かれるつもりもありません」と語っている。<br />
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自分の行動がゆがんでいるのは自覚しているのだ。それは、「高津学長とともに、タギツヒメ側につくこと」を指しているようにも読める。<br />
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だが、夜見が「高津学長は絶対」だと思っているとしたら、その高津学長の行動や、それに従う自分の行動を「醜く歪んでいる」などと思うだろうか。<br />
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僕はこのセリフは、<strong><span style="color: #ff0000;">「荒魂の力で舞台に上がったこと」</span></strong>に対してのセリフなのではないか、と考えている。「舞台に上がる」という目的のために荒魂に手を出したこと、今でも使い続けていること、これらは夜見自身の目から見ても、醜く歪んだ行為なのだろう。<br />
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それでも、「舞台に上がる」という唯一絶対の目的のために、夜見は荒魂を受け入れ、使い続けた。<br />
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たぶん、夜見にそのことを正当化するつもりはないだろう。「そんなの間違ってる！」と言われたら、「はい、そうですね」と答えるかもしれない。<br />
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歪んだ道を選んだことを正当化するつもりも、言い逃れするつもりもない。その代わり、咎めつもりもないし、裁かれるつもりもない。<br />
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歪んだ道を選んでまで刀使としての舞台に上がった夜見であるが、彼女にそんな歪んだ道を指し示したのは誰だろうか。<br />
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<strong><span style="color: #ff0000;">そう、他でもない、偉大なる高津学長！<br />
<a target="_blank" href="//knock88.blog.shinobi.jp/File/7b5ab40b.jpeg" title=""><img src="//knock88.blog.shinobi.jp/Img/1545647503/" alt="" /></a> </span></strong><br />
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「刀使・皐月夜見」という存在は高津学長あってこそ。だとしたら、「刀使・皐月夜見」としての力は、すべて高津学長に還元するべきなのではないか。たとえ、高津学長が夜見からしてみても醜く歪んだ存在だったのだとしても。<br />
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「私の力であればご随意に&hellip;&hellip;」というわけなのだ。<br />
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&hellip;&hellip;と、ここまで書いてきたが、「やっぱり、夜見ちゃんて舞台に上がるうんぬんよりも、ただ高津のおばちゃんが好きだっただけなんじゃ&hellip;&hellip;？」と書きながらもずっと思っており、そうとしか解釈できないシーンもいくつかある。<br />
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本当のところはやっぱり本人しかわからない。その本人が全然しゃべってくれないし、表情にもほとんど出さないから、刀使オタは推測し、解釈を深めるしかない。<br />
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時には人によって解釈が分かれ、「ああ、そういう考え方もあるよね」とか、「それは違うんじゃないかなぁ」とか、あーだこーだと議論を深める。<br />
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<span style="color: #ff0000;"><strong>そうして、気が付けば夜見ちゃんの魅力にずぶずぶとはまっていくわけだ。</strong></span><br />
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まあ、本当のところなにを考えていたのか、僕の解釈は正しいのかをもし夜見ちゃん本人にぶつけてみても、きっと、こんな答えが返ってくるだろう。<br />
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<strong>「どうなんでしょう&hellip;&hellip;」</strong>]]></content:encoded>
    <dc:subject>アニメ</dc:subject>
    <dc:date>2018-12-24T17:39:24+09:00</dc:date>
    <dc:creator>自由堂ノック</dc:creator>
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